最大55TOPS、つまり1秒間に55兆回の演算が可能なNPU搭載プロセッサー「AMD Ryzen AI 300」シリーズによる圧倒的なAI性能に、最大32GBのメモリや最大1TBのSSDでさまざまなタスクをそつなくこなせるHPのノートPC「OmniBook Ultra 14-fd」が2024年9月に登場しました。そんなHP OmniBook Ultra 14-fdを触ることができたので、まずは写真を撮りまくってどんなPCなのかじっくり見てみました。

HP OmniBook Ultra 14-fd 製品詳細 - ノートパソコン | 日本HP

https://jp.ext.hp.com/notebooks/personal/omnibook_ultra_14_fd/

HP OmniBook Ultra 14-fd0000シリーズ

(PDFファイル)https://jp.ext.hp.com/content/dam/jp-ext-hp-com/jp/ja/ec/lib/products/portables/personal/spec_pdf/omnibook_ultra_14_fd.pdf

HP OmniBook Ultra 14-fdの主な仕様は以下の通り。HP OmniBook Ultra 14-fdシリーズは、CPUがAMD Ryzen AI 9 365でメモリが16GBの「スタンダード」、CPUがスタンダードモデルと同じAMD Ryzen AI 9 365でメモリが倍の32GBになった「スタンダードプラス」、CPUがAMD Ryzen AI 9 HX 375にグレードアップされてメモリも32GB搭載している「パフォーマンス」の3モデル構成となっており、今回レビューするのは最上位モデルのパフォーマンスモデルです。

 仕様モデルHP OmniBook Ultra 14-fd パフォーマンスモデル(14-fd0007AU)OSWindows 11 HomeプロセッサーAMD Ryzen AI 9 HX 375 12コア/24 スレッド・プロセッサー + Radeon グラフィックスメモリ32GB オンボード (LPDDR5x-7500MT/s)ストレージ1TB PCIe Gen4 NVMe M.2 SSDグラフィックAMD Radeon 890Mグラフィックス (プロセッサーに内蔵)ディスプレイ14.0インチ・2.2K・IPSタッチディスプレイ (2240×1400/16:10/300nit)外部ディスプレイ出力最大 3840×2160バッテリ駆動時間最大21時間サイズ315×227×16.4mm質量約1.57kg

HP OmniBook Ultra 14-fdの外箱はこんな感じ。



箱を開けると、黒い布製の緩衝材で保護されたHP OmniBook Ultra 14-fdが出てきました。



内容物を確認していきます。まず、HP OmniBook Ultra 14-fdの本体。



セットアップガイドなどの書類。



最後に、ACアダプターと電源コードです。



まず閉じた状態の本体側面を四方から見てみます。まず前面。



右側面。



左側面。



背面。



ノートPCを開くとこんな感じ。画面はサイズが14インチで解像度が2.2KのIPSタッチディスプレイで、表面処理は光沢のあるグレアタイプです。



ディスプレイの上部には赤外線カメラとウェブカメラが搭載されています。また、わかりにくいですが赤枠の部分に内蔵マイクも2基搭載されています。



手動カメラシャッターを右から左にスライドさせることで、ウェブカメラを物理的に隠すことができます。



キーボードは「半角/全角」キーなどがある日本語配列で、タイプミスが発生しにくいアイソレーションキー。アプリケーションキーの位置に「Copilotキー」が配置されています。



タッチパッドは縦8cm×横12.5cmで、マウスカーソルの操作やWindowsのタッチジェスチャーがやりやすい大きめのサイズです。タッチパッドの下部は押し込めるようになっており、左クリックと右クリックに対応しています。



右側面にあるインターフェースは、USB Type-Cポート2つと電源ランプ。USB Type-Cポートのひとつは電源ポートを兼ねています。



左側面にはUSB Type-Aポートと、オーディオ出力(ヘッドフォン)とオーディオ入力(マイク)を兼ねたコンボコネクタがあります。



裏面には通気孔とゴム製の滑り止めがあるほか、手前側には2基のスピーカーが内蔵されています。



本体サイズは約315×227×16.4mmで、重さは実測1522g。



電源類を合わせた総重量は1828gです。



使用するため、まず電源アダプターを接続します。接続するUSB Type-CポートはどちらでもOKです。



電源ケーブルをコンセントに接続。



電源を入れます。



起動しました。



前述の通り、ディスプレイはタッチ入力に対応しています。一般的なノートPCの使用シーンを考えると、ディスプレイを直接触って入力する機会はあまり多くなさそうですが、直感的に操作したい時には便利です。



続く記事では、HP OmniBook Ultra 14-fdの最大の特徴であるAIパフォーマンスを中心に、スペックを検証していきます。