ヤンキース戦に出場したドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】

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ジーター氏が語る…松井秀喜氏は常に注目の存在だったが、「オオタニはその10倍」

【MLB】ドジャース 6ー3 ヤンキース(日本時間26日・ロサンゼルス)

 ドジャースとヤンキースによるワールドシリーズが25日(日本時間26日)に開幕し、ドジャースタジアムで第1戦が行われた。名門同士の対決は全米が注目し、特に大谷翔平投手への注目度は“別格”だ。ヤンキースのレジェンド、デレク・ジーター氏は一緒にプレーした松井秀喜氏に言及。松井氏も多数の取材依頼があったが、大谷は「その10倍」と語っている。

 ワールドシリーズ第1戦開始前、ジーター氏、デビッド・オルティス氏、アレックス・ロドリゲス氏が米放送局「FOXスポーツ」の番組に出演。大谷について語った。ワールドシリーズ制覇を3度経験しているオルティス氏は「アイ・ラブ・オオタニ。彼のプレーは見ていて楽しい。彼は唯一無二のことができる選手。彼の場合、積極的にスイングし続けられるから、スランプになっても関係ない。打てる球が来たら、彼は本塁打を打つだろう」と期待を寄せた。

 5度のワールドシリーズ制覇を経験しているジーター氏は「『オオタニを見るとどんな選手を思い出しますか?』と聞かれることがある。でも、ユニコーンは1人しかいない。しかも、彼は投手も務めるんだ」と絶賛した。

 さらに「私はヒデキ・マツイと一緒にプレーしたけど、彼にどれほどの取材依頼が来ていたか人々は理解していない。彼は日常的に不測の事態に対応しなければいけなかった」とした上で「オオタニはその10倍」と述べた。彼(大谷)は大きなプレッシャーに対処しなければいけない。気が散ることが多い。でも、彼はそういうことに影響を受けていないようだ」と称賛した。

 大谷は第1戦で5打数1安打1得点。8回の第4打席で右翼フェンス直撃の二塁打を放ち、失策も絡んで三進。ムーキー・ベッツ内野手の犠飛で生還し、延長10回の逆転サヨナラ勝利を呼んだ。24日(同25日)の会見でも報道陣が殺到するなど、注目度は異次元だが、普段通りのプレーを続けている。(Full-Count編集部)