ハリス副大統領の選挙集会に出席し手を振るビヨンセ(ロイター)

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米歌手ビヨンセ(43)が、11月5日の米大統領選を目前に控えた25日、故郷である米テキサス州ヒューストンで行われた民主党の候補カマラ・ハリス副大統領の集会に登場し、支持を表明した。

全米で最も厳しい中絶禁止法を施行する同州で、ハリス氏は中絶問題に焦点を当てて演説を行い、ビヨンセがそれを後押しした。

歌手で女優のケリー・ローランドと共に激戦州の集会に出席したビヨンセは、壇上で「私は有名人としてここにいるわけではありません。私は政治家としてここにいるわけではありません。母親としてここにいます。世界、私の子どもたち、そして私たちみんなの子どものたちを心から大切に思う母親としてここにいます」とスピーチ。「私たちが自分の体を自由にコントロールできる世界です」と語り、集まったおよそ3万人の観衆から大きな拍手が湧き起こった。

ビヨンセは7月に民主党候補に指名されたハリス氏に自身の楽曲「フリーダム」の使用を許可したが、これまで支持を公には表明しておらず、集会に出席したのもこれが初。「私たちは信じられないほどの変化の瀬戸際にいます。皆さんの投票は、もっとも重要なツールの1つであり、私たちはあなたを必要としています」とハリス氏への投票を呼びかけた。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)