オリックス・岸田護新監督

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 オリックス・岸田護新監督(43)が25日、ドラフト1位指名した富士大・麦谷祐介外野手(22)の「起爆剤効果」を見込んだ。ドラフト会議から一夜明けて早速、即戦力外野手の加入を想定。「例えば、ラオウ(杉本)や(中川)圭太が刺激されて、燃えるところも見たい」と定位置争いの激化を歓迎した。

 今季の外野陣で、規定打席をクリアしたのは左翼の西川だけ。例に挙げられた杉本は11本塁打、中川も60試合にとどまったが、指揮官が「間違いなく力のある選手」と巻き返しを期待する2人だ。走攻守にスター性を兼ね備えた麦谷も十分なレギュラー候補。「いい意味で、調子に乗ってやってくれれば」と、まずは個性を伸ばすつもりだ。

 この日は空路で宮崎へ移動。フェニックス・リーグで再び采配する。「やらなければいけないことがたくさんあるので、1日の時間が足りないですね」。5位からの巻き返しを託された青年監督。うれしい悩みが増えそうだ。(長田 亨)