「葬儀をしない」と決めた母親に娘が行ったこと、多くの人が感動―中国

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中国メディアの済南時報は21日、上海在住の女性ネットユーザー、周周さんの母親に関する投稿が多くの人の心を打ったことを伝えた。

記事によると、周周さんの母親は先日、胃がんのため死去した。生前に葬儀をしないことを決めた母親が亡くなる前に周周さんが行ったのが、母親に「タトゥーを描く」ことだ。デザインには小犬や花園などが含まれ、周周さんは「母は母の欲しいものとずっと一緒です」とこれらに母親への思いを託したことを投稿でつづっている。

周周さんの母親は末期の胃がんと知った後、葬儀を行わないこと、そして献体を決めたといい、記事は周周さんが家族にとって最愛の人である母親への心のこもった対応を医学生らに希望したことも伝えた。

また、「多くのネットユーザーが周周さんの母親に敬意を表した」として、「偉大な人」「周周さんもお母さんも愛に満ちあふれている。来世も家族として幸せな生活を送ってほしい」という声が上がった他、自分の家族も献体を希望していることを記して私心のない献身の精神への理解と支持を示す人がいたことを紹介した。(翻訳・編集/野谷)