韓国・ハンファ戦で先発した前田悠

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 ◆みやざきフェニックス・リーグ ソフトバンク5―6韓国・ハンファ(25日、生目第二)

 ソフトバンクの前田悠伍投手(19)が先発し、3回39球を投げて4安打2失点だった。「突っ込む癖を直すため、今練習で取り組んでいることを意識しながら投げた」と語った。

 初回は1死から2安打で1点を献上。2回は三者凡退。3回も安打などで1点を失った。「課題は最近やり始めたので、タイミングがずれることもあったけど、はまった時にいい球がいっていた」。予定の3回でマウンドを降りた。

 大阪桐蔭高3年だった昨年10月26日、ドラフト会議で1位指名を受けた。「1年たつのが速かった」。今年はどんな選手が入ってくるのだろうと関心を持ちながら今回のドラフトを見ていたという。1位指名された兵庫・神戸弘陵高の村上泰斗をはじめ、後輩が入ってくるが「やることは変わらない。いつも通りしっかりやっていくだけ」と自覚は常にある。

 今季はウエスタン・リーグで12試合4勝1敗、防御率1・94を残した。1軍デビューとなった10月1日のオリックス戦(みずほペイペイドーム)では3回6失点と、ほろ苦デビューになった。それでも「いろんなこと経験できた1年だった。本当に実りのある1年だった」とうなずく。その上で「球速アップなどオフにやるべきことはたくさんある。それをつぶしていって、レベルアップしていけたら」と来季を見据えた。(浜口妙華)