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 ◇米男子ゴルフツアーZOZOチャンピオンシップ第1日(2024年10月24日 千葉県 習志野CC=7079ヤード、パー70)

 21年大会覇者で6年連続6度目出場の松山英樹(32=LEXUS)は4バーディー、5ボギーの71と苦戦し、1オーバーで大会ワーストとなる53位で滑り出した。首位とは8打差。63をマークしたテーラー・ムーア(31=米国)が7アンダーで単独首位に立った。

 母国の観客の声援を感じているからこそ悔しさが募る。松山は今大会自己ワーストとなる53位の滑り出し。ショット、パットともに本来の力を発揮することができなかった。「残念な結果。本当に怒りも湧いてこないくらい悪かったので」。そう努めて冷静に言った。

 インから出て11番で1Wでの第1打が右に曲がって観客に当たるアクシデント。ラフからの2打目を乗せられずにボギーが先行し、その後も一進一退の展開が続いた。1オーバーで迎えた後半3番と4番でショットでチャンスをつくって連続バーディー。「きっかけが見つかった」と好転の兆しがあったというが、5番で3パットのボギーを叩くなど終始流れをつかめなかった。

 9月末のプレジデンツ・カップ以来、約1カ月ぶりの実戦。「試合勘は変わらない」と受け止めるが、フェアウエーキープ率は全体65位の38・46%、グリーン上では3パットが3度あった。「準備をして良いプレーにつなげられるようにしたい」。予選落ちのない72ホールの戦い。まだ巻き返す機会はある。