今回の衆議院選挙では、いわゆる「政治とカネ」の問題がクローズアップされています。一部の自民党議員がパーティー券収入を収支報告書に記載しなかったことに端を発しますが、各候補者は再発防止策も含めどのように考えるのでしょうか。

石川1区の候補者に聞きました。

国民民主党の新人・小竹凱候補(26)「重複立候補の比例の公認は外れたが党としては公認している訳なので、そういう自らへの甘さは感じる、これだけのお金の問題を起こしたのにいま一度この次の選挙で政策活動費を使うというのはあまりにも国民、国民生活を馬鹿にしている、なめているというふうに怒りを感じる」

日本維新の会の新人・小林誠候補(47)「国民の皆様が納めていただいている税金、これを私たち政治家がどう使っているかということを明らかにしておくことが重要である。旧文通費の問題をはじめ政策活動費などこれまでなかなかクローズアップされなかった政治とカネの問題について、しっかりと議論しながらオープンにしていく、透明化を目指していく、そのことによっていま一度信頼を取り戻す」

無所属の新人・藤原徳英候補(71)「みんなもずるいと思うでしょ、自分でこうやってお金をもらっておいて、それをちゃんと報告しないといけないのに、規則違反だ、規則違反はだめだって、規則は守らないと。私たちだってきちんと規則を守っているでしょ、何であんな規則違反をして、あれはいかん、いけません」

自民党の前職・小森卓郎候補(54)「清和研からの受け入れた寄付と同額を返せるようになった今年の3月の段階でそのまま返納をしているところである。政治資金の使途をチェックする機関、第三者機関を作るというふうにされているが、それをどういうふうにやっていくのかというのは、この選挙が終わってからの議論になるので、その中できちんとした答えを出して法律改正を行って、国民の皆さんに信頼できるような仕組みを作っていかないといけない」

共産党の新人・村田茂候補(61)「非公認にするか公認するかというよりもやはり真相究明が全く進んでいない。結局誰が何のために始めたのか、どう使われたのかといった部分はほとんど明らかにされていない、裏金の原資は企業団体献金、パーティー券の購入だし、これも徹底究明等、企業団体献金を禁止ということでずっと訴えているが、この実現が大事だと思う」

立憲民主党の新人・荒井淳志候補(30)「この不記載の問題というのは、自分たちだけが裏金を作って脱税をしているということで、全く許されないと思っている。私たちはやはりそういう裏金とか脱税とかルールを破るような政治家、政治は絶対に認められないというところはブレずにしっかりと訴えていき、透明な、国民の皆様に説明のできる政治を取り戻していきたいと思っている」