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 プロゴルファーの丸山茂樹(55=セガサミーホールディングス)が23日放送のテレビ朝日「徹子の部屋」(月〜金曜後1・00)にゲスト出演。男子ゴルフの日本代表監督を務めたパリ五輪を振り返った。

 司会の黒柳徹子がパリ五輪では松山英樹が日本男子ゴルフ初となる銅メダルを獲得したと伝えると、丸山は松山は前回の東京五輪でも3位だったがプレーオフで敗れて4位タイとなり、メダルが獲れていなかったと明かし、「今回はメダルを獲りたいっていう気持ちは誰よりも強く持っていたと思います」と目を細めた。

 監督の役割について問われると、「非常に難しくてですね。ゴルファーは基本的に自分のチームで動いてますんで、プレーヤーがいて、キャディーがいて、マネジャー、コーチ、トレーナー。で今回に関しては松山チームはそこに自分の料理人の方も連れて来てましたから、7人体制で行動して」と回顧。

 「だから僕は監督としての役割というのは、基本的に練習ラウンドとかした時に、彼たちから、プレーヤーから質問されたことにしっかりと答えられる準備だけしておくという係で。特にやることはないんですよね」と笑ってみせると、「だからもう監督と言われても団体の監督さんとはちょっと違う」と続けた。

 黒柳が「松山さんっていう方は武士のような方なんですって」と尋ねると、丸山は「そうなんです」と回答。「黙々と練習して、ゴルフに集中し始めると周りが全く見えないので、まあそういう意味では僕が周りをちょっと見といて、こうなってたよ、ああなってたよってちょっと告げてあげる係としても、そういう役割もしてましたね」と振り返った。

 松山とは五輪の前から親しかったと言われると、「2013年、彼がデビューの年ですね。あるトーナメントで練習ラウンドしてくれと。そこから彼とのつながりがあって、彼がアメリカに来ると、ロサンゼルスの自宅でバーベキューやったりとか。まあたまに一緒に食事をする仲であることは間違いないです」と明かした。

 また、番組最後に自身の今後の目標を聞かれると、「僕自身がもう55歳でシニアという枠なので、できればまだシニアにちょっとぐらいは参戦したいというのと、ゴルフ界にはこうやって携わっていく。オリンピックの監督もそうですけど」と丸山。

「次回のロサンゼルスオリンピックも監督を一応やらせていただく予定でいますので。そういう意味では少しずつでもゴルフ界に。まあ育てられたところがゴルフ界なので、そこに貢献できたらいいなと思っております」と前を見据えた。