アルヒラルのブラジル代表FWネイマールが21日、敵地で行われたAFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)のリーグステージ第3節アルアイン戦(○5-4)で約1年ぶりの公式戦復帰を果たした。

 ネイマールは昨年8月にパリSGから破格の待遇でアルヒラルに移籍したが、同年10月のW杯南米予選ウルグアイ戦で左膝を負傷。前十字靭帯と半月板の損傷で手術を受け、加入から出場5試合目でシーズン絶望となった。

 先月末にアルヒラルのトレーニングに復帰したことを報告していたネイマールは、アルアイン戦で後半32分に途中出場。FWアレクサンダル・ミトロビッチとのコンビネーションから惜しいシュートを放つなど、短い時間で存在感を示した。

 アメリカのスポーツ専門チャンネル『ESPN』によると、ネイマールは試合後に「いい気分だよ。いつもいいチームに恵まれている。とてもハッピーだ。戻ってきたよ!」と喜びを語ったという。

 また、古巣のサントスは公式SNSで「12か月以上も現場から離れ、計り知れないほどの憧れを抱きながら、彼がとても愛していることをするために戻ってきた。ネイマールは単なるスターではない。ただの天才でもない。ネイマールはサッカーの喜びの代名詞だ。彼の復帰は世界中の何百万人ものファンの幸せだ。そしてファンといえば、サントスの国民は比類ない感情を持っている。近年最高のブラジル人選手との特別な絆以上のものだ」と祝福のメッセージを送った。

 ACLEで今季初出場を果たしたネイマールだが、サウジ・プロフェッショナルリーグでは外国籍選手の登録に制限があり、同リーグに出場できるのは来年1月の後半戦登録後となる。