【ソウル時事】北朝鮮の崔善姫外相は19日付の談話で、日米韓などが国連安全保障理事会の対北朝鮮制裁決議の履行状況を調べる監視組織「多国間制裁監視チーム(MSMT)」を新設したことに反発した。

 崔氏は「策動に加担した勢力は相応の代価を払うことになる」と警告した。朝鮮中央通信が20日伝えた。

 日米韓など11カ国は16日、ロシアが拒否権を行使して4月末で活動を停止した安保理の北朝鮮専門家パネルに代わる組織として、MSMTの立ち上げを発表。崔氏はMSMTについて「非合法的であり、存在自体が国連憲章の否定だ」と批判した。