ジローナでプレイするファン・デ・ベーク photo/Getty Images

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マンチェスター・ユナイテッドでの難しい時間を経て、オランダ人MFドニー・ファン・デ・ベークは今夏にスペイン1部のジローナへと完全移籍した。

ファン・デ・ベークは2020年にアヤックスを離れてマンUに加入したが、4年間で2157分間しかプレイ出来なかった。ファン・デ・ベークにとってはかなり苦しい時間となったはずだ。

移籍したジローナでもまだ主力というわけではないが、今月3日に行われたチャンピオンズリーグのフェイエノールト戦では移籍後初得点も記録。新天地で悪くないスタートだ。

『The Athletic』にて、ファン・デ・ベークはマンUでの時間が難しいものだったと振り返っている。ジローナでは徐々に手応えを掴みつつあるようで、ファン・デ・ベークにとってジローナ移籍は大正解だったのかもしれない。

「ここはチーム全員の仲が本当に良いし、互いをよく理解している。全員が助け合っていて、向上心がある。これは僕に合っているし、僕のキャリアにとっても非常に重要だ。ここ数年は困難な時間を過ごしてきたからね。(この4年は)精神的に大変だった。今は頭がスッキリしていて、いい感じになり始めている。試合を重ねるごとに、コンディションも良くなっている。優しくて前向きなチームメイトに囲まれていると、全てが上手くいくものだ。このチームの一員になれて嬉しいよ」

「(ユナイテッドについて)難しい。僕もあの場にいたからね。選手たちにとって今が簡単な状況でないことは分かっている。でも、選手たちは優れている。彼らが状況を変えてくれることを願っているよ」

マンUがやや混乱状態にあるのは確かで、チームの補強方針も定まってこなかった。ファン・デ・ベークもその影響を受けたと言えるが、ジローナでキャリアを立て直せるか。