11位でゴールする東京国際大のリチャード・エティーリ(10月19日、国営昭和記念公園で)=武藤要撮影

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 陸上・第101回東京箱根間往復大学駅伝競走予選会(19日・陸上自衛隊立川駐屯地―国営昭和記念公園)――ハーフマラソン(21・0975キロ)のコースで43チームが参加して行われ、各チーム上位10人の合計タイムで上位の10校が来年1月2、3日の本大会出場を決めた。

 1位の立大は3大会連続、2位の専大は2大会ぶりの通過。10番目の枠は順大が獲得し、11位の東農大は1秒差で涙をのんだ。本大会は連覇を狙う青学大などシード10校と、予選会敗退校の選手で編成する関東学生連合の計21チームで行われる。

 前回、3秒差で本大会出場を逃した東京国際大。ハーフマラソンの日本学生記録59分32秒を持つリチャード・エティーリ(2年)が腹痛を起こして個人11位と振るわず、楠木悠人主将(4年)は熱中症で8キロ過ぎに途中棄権するピンチだったが、他選手が粘って8位に食い込んだ。楠木は「自分が引っ張っていかなくちゃいけないのに、本当に皆に感謝です」と涙を流した。