とちぎテレビ

衆議院選挙の候補者紹介、2回目の18日は、立憲民主党と自民党の前職が一騎打ちの戦いを展開している栃木2区です。

栃木2区は、鹿沼市、日光市、さくら市など県内最大の面積を占める選挙区です。

立候補したのは、届け出順に立憲民主党の前職・福田昭夫候補(76)と自民党の前職・五十嵐清候補(54)の2人です。

7回目の当選を目指す立憲民主党の福田候補は、公示日に、これまでと同じ日光市森友の事務所で出発式を行いました。

福田候補は、旧今市市の市長から2000年に県知事に転身、1期を務めました。その後は、2005年の衆議院選挙で比例で復活当選を果たして国政に出て、所属する立憲民主党の栃木県連では代表を務めています。

政治家としてのキャリアは32年、福田候補を支えているのは「昭夫党」とも呼ばれる熱心な支援者です。「小さなことを積み上げて大きなことを成し遂げる」尊敬する二宮尊徳の「積小為大」の教えを信条に国会議員生活は、節目の20年目に入りました。

県内最大の労働団体からの支援を受け「この国を立て直す」、「政権交代」を合言葉に消費税を5%への減税や非正規雇用ゼロの実現を訴えます。

2回目の当選を目指す自民党の五十嵐候補は、公示日に選挙区内の7カ所で出陣式を行いました。

五十嵐候補は、国会議員秘書を経て2003年に県議会議員に初当選すると、5期18年務め県議会議長も経験しました。所属する自民党県連では、コロナ禍真っ只中に政策の責任者にあたる政調会長を務めました。

自民党の公募で2区の候補者に選ばれた前回は、地盤だった小山市から単身で日光市に移り住み、比例で復活当選しました。

この3年間、地域を隈なく回って顔を売り、知名度の浸透に 手応えを感じています。

公認争いに揺れ、選挙の直前まで表立った活動ができなかった3年前とは違い、県政与党の強固な組織力を生かした選挙戦を展開しています。

政策の最初に掲げるのは「経済の再構築」。

政権を奪還した2012年以来、党として12年ぶりの小選挙区での勝利を目指します。