トランプ前米大統領(ロイター=共同)

 【ワシントン共同】米紙ウォールストリート・ジャーナル電子版は18日、大統領選の共和党候補トランプ前大統領が同紙のインタビューで、中国が台湾に侵攻すれば「150から200%」の関税を課すと述べたと報じた。台湾を包囲する形で軍事演習をするなど海洋進出を強める中国をけん制した。

 米国はこれまでも、鉄鋼などで中国に対して制裁関税を課している。トランプ氏は台湾侵攻に絡む、関税引き上げの対象品目を明らかにしていない。高関税は輸入する米国の経済に打撃を与える可能性もあり、台湾有事の抑止を狙ったとみられる。

 トランプ氏は習近平国家主席について「非常に強い関係を築いていた」と評価した。