ベッツの心に「火をつけた」 大谷翔平との勝負を避けるメッツにロバーツ監督が言及「ムーキーも個人的に受け取ったと思う」

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意地を見せたベッツ。大谷が勝負を避けられてもこの男が控えている(C)Getty Images

 やはり流石の勝負強さだ。

 現地時間10月17日(日本時間18日)、ドジャースのムーキー・ベッツは、敵地シティフィールドで行われたメッツとのナ・リーグ優勝決定シリーズ第4戦に「2番・右翼」として先発出場し、5試合ぶりのポストシーズン3号2ランを含む6打数4安打4打点3得点と躍動。10-2のチーム勝利に貢献し、シリーズの対戦成績を3勝1敗としている。

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 この日、大谷翔平が歩かされた後の3打席で全て安打を放つなど、頼もしい活躍を披露しているベッツ。中でも6回1死一塁の第4打席では、カウント2-2から3番手右腕フィル・メイトンのスイーパーを捉え、打球速度102.5マイル(約165.0キロ)、飛距離377フィート(約115メートル)を計測する左翼席への豪快弾を放った。

 大黒柱の仕事ぶりには、周囲も賛辞を惜しまない。試合後、地元放送局『SportsNet LA』の公式SNSは、デーブ・ロバーツ監督の会見映像を掲載。その中で指揮官は、「彼らのアクセルを緩めないところが気に入っている」と勢いが止まらない選手たちのパフォーマンスを評し、大谷の四球後に打ちまくったベッツにも称賛を送っている。

 現地時間14日(日本時間15日)の第2戦、フランシスコ・リンドーアの申告敬遠後にマーク・ビエントスが満塁本塁打を放っていたが、ロバーツ監督は同シーンを引き合いに出し、「他の競技者と同じくムーキーも個人的に受け止めたと思う」とコメント。「あのようなことが彼の心に小さな火をつけるのだと思う」と振り返っていた。

 大谷も先頭打者弾を放つなど、力強くチームを牽引しているドジャースの1、2番コンビ。これでワールドシリーズ進出まであと1勝となったが、はたして今後はどのようなプレーが見られるか。第5戦は、日本時間19日午前6時8分に試合開始だ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]