年齢とともに「歯の黄ばみ」が気になり始めた人も多いのでは。しかし、黄ばみ自体はそれほど悪いことではないのだそう。ここでは、歯科医の照山裕子先生に、歯が黄ばんでしまうメカニズムやホワイトニング、お口の悩みを減らすデンタルグッズについて教えてもらいました。

年々歯が黄ばんでくる理由は?

「歯の中の象牙質(ぞうげしつ)が経年とともに厚くなるため、黄ばんで見えます」

【写真】黄ばんでいく歯の構造

そう語るのは、歯科医の照山裕子先生です。

「これは層を厚くすることで、外部刺激から神経を守ろうとするため。ですから、黄ばみ自体はそれほど悪いことではありません。心配なのは、歯に汚れが付着していたり、初期の虫歯で表面がざらついているケース。汚れを落とす対策をしましょう」

●原因1:大人の歯は象牙質が厚いため黄色く見える

大人になるほど外側のエナメル質が薄くなる反面、中の象牙質は厚く濃くなります。そのため、中の黄色い象牙質が透け、黄ばんで見えるように。ただし、この現象には個人差があります。

●原因2:甘い飲み物の常飲でドロドロ汚れがつきやすい

虫歯が好む糖質を含む飲み物を常飲していると、歯の表面に汚れが付着しやすい状態に。表面がつるんとしていれば汚れはつきにくいもの。飲んだあとはうがいで付着を防いで。

ホワイトニングはクリニックでするのが基本

ホワイトニングをクリニックで行えば、歯にダメージを与える心配もありません。表面に加工を施すことで、逆に歯を丈夫にする効果も。セルフですると、知覚過敏の原因にもなるので要注意です。

お口の悩みを予防するアイテム5つ

着色による黄ばみや歯周病などの予防に役立つ、ミドル世代必須の便利アイテムを紹介します。

●黄ばみ予防になる歯みがき剤

落ちにくい着色汚れもおまかせ!

歯表面の、ミクロレベルの傷に入り込む汚れまで除去。光を反射して、明るく白い歯へ。

・LighteeハミガキPREMIUM <医薬部外品>100g \1960(編)(ライオン)

●歯周病・口臭予防に!フロス・歯間ブラシ

膨らむフロスが歯垢を逃さない!(写真左)

ワックスつきで、狭い歯間もするりと入ります。使用中に膨らんで歯間にフィットし、汚れを効果的に除去。

・ガム・デンタルフロス ふくらむタイプ 40m \660(サンスター)

しなやかなゴム製で汚れをキャッチ(写真右)

初心者でも使いやすい歯間ブラシ。先端がやわらかいゴムで歯間汚れをかき出しやすいです。携帯ケースつき。

・ソフトラバーピック60本入 \498(編)(デンタルプロ)

●口臭予防に!舌ケアアイテム

研磨剤不使用。デリケートな舌を優しくすっきり(写真左)

口臭科学から誕生。ジェルが舌に付着した汚れを浮かして、口臭の原因となる舌苔(ぜったい)を優しく落としやすくします。

・NONIO舌専用クリーニングジェル <口腔化粧品>45g \310(編)(ライオン)

歯に当たりにくい薄型でしっかり舌掃除(写真右)

舌を傷つけにくい超ソフトな毛と、小回りの利く薄型ヘッドで舌苔をオフ。

・デンタルプロ 舌ブラシ \198(編)(デンタルプロ)

※ 価格のあとに(編)がついているものは、編集部調べです

※ 問い合わせ先:サンスター10120・008241/デンタルプロ10120・68・4182/ライオン10120・556・913