さいたま市強盗、被害カードで購入の指輪を運搬容疑で男逮捕
首都圏で相次ぐ「闇バイト」を実行役にした強盗事件のうち、先月18日にさいたま市西区指扇(さしおうぎ)の住宅が襲われた事件で、埼玉県警は17日、被害品のクレジットカードで購入された指輪を持ち運んだとして、住居不定、無職秋山雄哉容疑者(34)を盗品等運搬容疑で逮捕した。
県警はすでに、このカードを使い、事件当日に同県春日部市のディスカウントストアで金製の指輪2個(計約2万8000円)を購入したとして同市大沼、大学生近藤俊浄(としきよ)容疑者(21)を詐欺容疑で逮捕している。
発表によると、秋山容疑者はこの日の夕方、さいたま市南区にある公園内の公衆トイレでこの指輪を受け取り、同区内の飲食店まで運んだ疑い。調べに対し、黙秘しているという。
捜査幹部によると、何者かが秋山容疑者に受け取りなどを指示していた可能性がある。指輪を購入した近藤容疑者にも指示役がいたとみられ、県警は、奪った金品の処分役も「闇バイト」の応募者が担っていたとみて、捜査を続けている。