警視庁

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 首都圏で「闇バイト」を実行役にした強盗事件が相次いだことを受け、東京、埼玉、神奈川、千葉の4都県警は18日午後、合同捜査本部を設置した。

 警視庁が実行役らのスマートフォンを解析するなど捜査の中核を担い、指示役の特定に全力を挙げる。

 4都県では8月以降、住宅や質店などに複数人が押し入り、住人の手足を縛った上で金品を奪うなどの強盗事件が多発している。

 このうち、横浜市では今月16日、暴行を受けた高齢の住人男性の遺体が見つかる強盗殺人事件も起きた。

 事件の凶悪化を受けて、4都県警は共同捜査本部からの格上げを決定。一連の事件には、SNSでメンバーを集めて事件を繰り返す「匿名・流動型犯罪グループ」(トクリュウ)が関与しているとみて強盗グループの全容解明を急いでいる。