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愛媛県の伊方原発で重大事故が発生した想定で、避難者を大分県内に受け入れる訓練が行われ、関係機関が連携を確認しました。

【写真を見る】伊方原発(愛媛)で重大事故発生を想定 原子力防災訓練 伊方町の住民がフェリーで大分へ

この原子力防災訓練は愛媛県にある四国電力伊方発電所での重大事故の発生に備えて、県や愛媛県などが毎年合同で実施しています。

10回目となる今回の訓練は震度6強の地震により伊方原発から放射性物質が放出された想定で行われ、17日まで2日間、関係機関が初動対応を確認しました。

事故により愛媛の佐田岬半島で孤立するおそれがある住民を県内に受け入れる訓練では伊方町三崎地域の19人と町の職員がフェリーで佐賀関港に到着しました。このあと、避難者は受け入れ先となる別府市までバスで移動し、避難誘導や保健師による問診を受けました。

(参加住民)「今回フェリーで来たが流れ的には良かったと思う」「車いすとか付き添いの必要な人とか訓練していた方がいいと思う」「陸の孤島になるのでフェリーまで行けるかどうか心配」

愛媛から大分県内への避難者は最大で3500人と想定されていて、県は訓練を重ねて円滑な行動につなげたいとしています。