オーストラリア戦で右のシャドーで先発し、70分までプレーした久保。(C)SOCCER DIGEST

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 元日本代表DFの田中マルクス闘莉王氏が、自身のYouTubeチャンネルで恒例の格付け企画を実施。北中米ワールドカップ・アジア最終予選第4戦でオーストラリアとホームで対戦し、1−1で引き分けた森保ジャパンの選手を採点した。

 今回の基準点は「7点」で、3−4−2−1の右シャドーでスタメンだった久保建英には6.5点の評価。そのパフォーマンスを次のように語る。

「左に持ち込もうとするけど、縦に行ける時が何回かあって、もう1回切り返そうとするけど、あそこは強引でもよいのでシュート気味でも、右で中に放り込むとか、シュート気味のクロスをするとか、チョンとファーに流すとか。どうしても左に持っていこうとするけど、そこが逆に自分のスペースを消しているような感じ。チャンスがサイドでしかできないのなら、ちゃんとシュート気味のパスやマイナスのセンタリングだったり、そういったことを、もう少し明確にしなきゃいけない」
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 右ウイングバックで先発した堂安律とのコンビネーションや献身的な守備を高く評価しつつ、何が足りなかったかを指摘する。

「ディフェンスは素晴らしかったけど、最後の最後にアイデア、ちょっとした変わったことで相手の裏をかくなり、そういったことが、ちょっと足りなかった。何回も口酸っぱく言うけど、縦に行く時には得意ではない右足でも上げるべき。どういう上げ方をすればいいか、それは自分の考え方、色々バリエーションがあるなかでの1つを選べばいい」

 そして、「そのチョイスが自分に任されてることは全然いいんけど、縦に行けているにもかかわらず、もう1回切り返して、ブロックされている左足に持っていくのが、バレている。そこは少し上の段階に、ちゃんと右でも仕事できるところを求めたい」と訴えた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部