桃園国際空港=2024年10月2日撮影

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(台北中央社)交通部(交通省)観光署(観光庁)が15日に公表した最新の統計資料によると、今年1〜8月に台湾を訪問した外国人旅行者数は延べ約496万9000人だった。7〜8月の夏休み期間には訪台者数の増加が期待されたが、振るわなかった。同署は、4月に発生した地震や7月に台湾を襲った台風3号、中国の軍事演習などの影響を受けたとの見方を示した。

今年1〜8月に訪台した旅行者の居住地別では香港・マカオからが最も多く、延べ約88万人。以下、日本の延べ約80万人、韓国の延べ約62万人、米国の延べ約42万人と続いた。

観光署は、7月は台風で多くの航空便が欠航し、訪台者数は前年同月比で約4000人少ない延べ約53万9500人となり、今年初めて前年同月の人数を下回ったと指摘。その一方で訪台者数1000万人の年間目標は維持するとし、達成に向けて努力する方針を示した。

また今年1〜8月に出国した台湾人旅行者数は延べ約1138万8000人に達した。最も人気だった目的地は日本で、延べ600万人以上が訪問した。

(余暁涵/編集:齊藤啓介)