とちぎテレビ

衆院選、栃木3区は、自民党の前職に立憲民主党と無所属の新人2人が挑む争いとなりました。

栃木3区に立候補したのは届け出順に、自民党・前職の簗和生候補(45)、無所属・新人の渡辺真太朗候補(31)、立憲民主党・新人の伊賀央候補(60)の3人です。

自民党・前職の簗候補は、大田原市末広の事務所前の広場で第一声を上げました。簗候補は2012年の衆議院選挙で初当選を果たし、文部科学副大臣や衆議院の安全保障委員長など4期12年を務めました。

「地元密着」「現場主義」を掲げ、東北自動車道と茨城県の沿岸部をつなぐ新たな高速道路を県の北部に設けることなどを訴えます。

(簗候補)

「4期約12年仕事をさせていただく中で、私の政治信条である地元密着・現場主義、これを徹底して貫いてまいりました。しっかりとした皆様の民意をいただいた勝利をして、県北の未来を確かなものにするべく、どうか私に政権与党のパイプ、引き続きお預けください」

無所属・新人の渡辺候補は県内の候補者の中で最も若い31歳。生まれ育った那須烏山市金井で第一声をあげました。福田富一知事の事務所でリーダーのあり方を学び、松下政経塾で地方が抱える課題に直に触れてきました。

政治資金の問題で政治が揺らぐ中、保守の受け皿になり地域活性化の先頭に立つと呼びかけます。

(渡辺候補)

「かつて渡辺美智雄先生(元副総理)が築き上げた強固な団結力を持った栃木3区の地域、日本におけるこの存在感、私はもう一度取り戻したいんですよ、3区の輝きを。もう1回『渡辺』で団結させてください。みんなにとって生きがいとなるような政治家になりたいと強く思っています」

立憲民主党・新人の伊賀候補は、那須塩原市西原町の事務所で出発式を行いました。伊賀候補は衆議院議員の秘書や兵庫県豊岡市で市議を6期務め、衆議院選挙は前回に続き2度目の挑戦です。

「あなたの声になる」を掲げ、国民の政治不信を打ち払うための政権交代、車を運転できない住民の移動を「権利」として保障することなどを訴えます。

(伊賀候補)

「国民をバカにするのもいい加減にしろ、私は訴えさせていただきます。私は、ぜひ皆様と一緒にこの3区の政治を変えていく。少なくともうそをついて、あるいは国民の皆様に十分に説明ができない、納得いただけないような、そんな政治がこのまま続いてくことを断じて許すわけにはいかない」