ロシアのベロウソフ国防相=ロイター

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 【北京=東慶一郎】中国国防省によると、中国軍制服組トップの張又侠(ジャンヨウシア)・共産党中央軍事委員会副主席は15日、北京を訪問中のロシアのアンドレイ・ベロウソフ国防相と会談した。

 張氏は「(中露)両軍の関係を深化、拡大させ、協力して地域の平和と安定を維持することを望む」と述べた。ベロウソフ氏は、来年が第2次世界大戦の終戦から80年となることに触れ、「これを機に中国と各領域で実務協力を強化したい」と応じた。

 14日には董軍(ドンジュン)国防相が、ベロウソフ氏と会談した。中国軍は同日、台湾を取り囲むように大規模軍事演習を実施しており、一連の会談でも話題に上った可能性がある。中露は9月、日本海で合同軍事演習を行うなど軍事協力を活発化させている。