国民・玉木代表 異例!?第一声は神戸市垂水駅前「今回の選挙戦の争点は、極めてシンプル」
衆院選(27日投開票)が15日、公示された。国民民主党の玉木雄一郎代表(55)は、神戸市のJR、山陽電鉄垂水駅前を第一声の場所に選んだ。
【写真】駅前での第一声 玉木雄一郎代表のバックを山陽直通特急が通過
玉木氏は「今回の選挙戦の争点はなんでしょうか?私は極めてシンプルだと思っているんです。国民を豊かにしようとする政治家を選ぶのか。それとも自分の懐を豊かにしようとする政治家を選ぶのか。これが問われている」と訴えた。
垂水駅がある兵庫3区に出馬した同党の向山(むこやま)好一元衆院議員(67)の応援に駆けつけ「2009年、政権交代を民主党が当時した時の、当選同期の仲間。向山さんが今のこの政治の状況を変えなければいけない、そんな思いを持って今回立ち上がってくれました」と、支援を呼びかけた。
玉木氏は第一声の場所に、異例とも言える同駅前を選んだ理由について「向山好一さんと一緒に、今の停滞した日本の政治を改善したい。私たちの原点に立ち返るつもりで、私はこちらで第一声をすることを決めた」と説明した。
続けて「政治とカネの象徴的な選挙区だということ。いま兵庫県、知事選をめぐってガタガタしている。通常国会での政治資金規正法の見直しを見ておりますと、政策活動費の10年後公開、黒塗りを提案し助け船を出して成立させたのが維新。政治家の特権を守ろうとする側の人たちだと位置付けている」と指摘した。
玉木氏は「自分たちの既得権益を守ろうとする自公維新の政治か。それとも納税者目線、生活者目線に立って国民の懐を豊かにしようとする我々国民民主党の向山好一か。これを選んでいただく選挙になると思っている。その兵庫3区というのは、自公維新の既得権益と納税者側、国民の側に立った政治を進めようとする国民民主党か、これを選んでいただく選挙になると思っているので、この場を選びました」と熱を込めた。
兵庫3区には、自民党の関芳弘前衆院議員(59)、日本維新の会の和田有一耦前衆院議員(60)、共産党の新人加藤健二氏(64)も立候補している。
(よろず~ニュース・杉田 康人)