アルヒラルのブラジル代表FWネイマールが、レアル・マドリーの同代表FWビニシウス・ジュニオールこそバロンドール受賞にふさわしいと主張した。レアル専門メディア『デフェンサ・セントラル』が伝えている。

　ビニシウスは昨季にレアルのUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)制覇を含む3冠達成に大きく貢献した。個人としては公式戦39試合の出場で24ゴール11アシストを記録し、1シーズンの自己最多得点記録を更新。スペインスーパーカップ決勝バルセロナ戦(○4-1)でのハットトリック、欧州CL決勝ドルトムント戦(○2-0)での15回目の優勝を決定づけるゴールなど、大一番での活躍が光った。欧州CLでは6得点4アシストをマークし、最優秀選手に選ばれている。

　同メディアによると、一部のアンチマドリディスタはビニシウスのバロンドール受賞に疑問を投げかけているというが、ネイマールは同胞がこの栄誉を勝ち取ることに疑いの余地はないと断言した。

「僕はビニシウスが大好きだ。僕たちは素晴らしい関係を築いている。彼はサッカーが僕に出会わせてくれた素晴らしい友人だ。彼は驚くべきシーズンを過ごした。彼がバロンドールを獲得することを心から応援している。彼より優れた人はいないと思う。ビニはそれに値する。彼はファイターであり、これまでの人生で多くの苦しみを味わった。あらゆる批判を乗り越え、今では僕たちにとってアイドルであり、偉大なヒーローだ」

　バロンドール受賞者は28日にパリで行われる授賞式で発表。ビニシウスが受賞すれば、レアル史上8人目となる。