【山口天気 夕刊10/14】連休明けの15日(火)は午後ほど雨傘の出番 今週は小刻みな天気変化…晴天を狙って「彗星」観察を!
●あす15日(火)は低気圧の通過で午後ほど雨が降ったり止んだりに
●「紫金山・アトラス彗星」県内でも目撃情報…今週は16日(水)と17日(木)の夕暮れ時が観察チャンス
●今週は小刻みな天気変化 週中頃は少々汗ばむ暑さも 週末から再びヒンヤリ空気に
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3連休最終日、「スポーツの日」の祝日の県内は、雲が厚みを増し、午後はポツポツ雨が降った所もありました。晴天をもたらしていた高気圧が東に離れ、西から気圧の谷の雲が進んできている状況です。
この気圧の谷の中で、これから小さな低気圧が発生することで、あす15日(火)も県内は天気がぐずつく見込みです。
特に午後ほど雨雲が県内に流れ込みやすくなります。特に雨量が多くなる雰囲気ではないものの、外出には大きめの雨傘が必須となってきます。
スッキリしない天気ですが、朝から気温は20度以上の所が多く、日中は27~28度くらいの所もあり、空気は少しムシムシ、ジメジメ感じられそうです。なお、あす15日(火)は「十三夜」のお月見の日でもありますが、分厚い雲に阻まれて、お月見を行うのは難しそうです。
ところで、夜空では十三夜の月のほかに、今、非常に注目を集めているのが「紫金山(ツーチンシャン)・アトラス彗星」です。中国の天文台などにより発見された、この彗星は、地球に最接近した13日(日)は県内でも晴天が広がったことで、姿を観察できた、という報告も多く寄せられました。
今週は日の入り直後の西の空に、2~3等級ほどの明るさですい星特有の尾を引く様子を観察できる、ということです。ただし、ぼんやりとした姿で肉眼では少々探しにくいので、双眼鏡を活用したり、宵の明星、金星を目印に探してみると良いと思います。今週後半ほど空高い観察しやすい位置にはなるものの、彗星自体が地球から離れ、徐々に暗くなり、観察は難しくなっていきます。
彗星の観察に大事なのが、晴れるかどうか、というところ…16日(水)は、午前中はまだ少々天気がぐずつくものの、午後は次第に天気は持ち直し、夕方は晴れ間のチャンスあり、とみています。そして、17日(木)にかけて高気圧に覆われて晴天の見込み。この、水曜日、木曜日の夕方に、特に西の空に注目してみると良いでしょう。
今後、天気は小刻みに変化します。16日(水)は、朝は雨が残るものの、午後ほど天気は次第に回復へ。17日(木)は晴れ間多く、日中の気温は真夏日目前、と汗ばむ暑さになってきそうです。しかし金曜日から土曜日はまた下り坂…そして週末は雨を境に、再び秋の深まりを実感する、ヒンヤリした空気に包まれてくる見通しです。
天気や気温変化に上手に対応しながら、健康管理などに気を付けて過ごしていきましょう。
(KRY山口放送 気象予報士 山本昇治)