統計

写真拡大

 米労働省が4日発表した9月の雇用統計は、景気動向を反映しやすい非農業部門の就業者数(季節調整済み)が前月より25万4千人増えた。

 市場予想(14万人増)を大幅に上回った。失業率は4.1%と前月から0.1ポイント改善した。労働市場は再び勢いを取り戻している可能性があり、政策金利の引き下げを始めた米連邦準備制度理事会(FRB)の政策運営が注目される。

 9月の雇用統計が市場予想を上回ったことで、4日のニューヨーク外国為替市場円安ドル高が進み一時、1ドル=148円台半ばをつけた。約1カ月半ぶりの円安水準。利下げ期待が後退し、高金利の継続が見込まれるドルを買って円を売る動きが広がった。