自身初のプレーオフ進出が決まった大谷翔平

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◆ 「一生忘れられない日になる」

 ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手(30)が現地時間19日のマーリンズ戦にフル出場し、MLB史上初の「50本塁打−50盗塁」を達成。チームは20対4で大勝し、12年連続のプレーオフ進出を確定させた。

 「48本塁打−49盗塁」でこの試合を迎えた大谷は、初回に今季50盗塁目、第4打席で49号本塁打を記録し王手をかけると、第5打席で2打席連発の50号を放って一気に偉業達成。試合後、現地放送局のインタビューに対し「今日勝てて良かったですし、早く決めたいなというのがあったので。早く決められて、一生忘れられない日になるんじゃないかと思います」と心境を語った。

 この試合でキャリア初の3打席連発を含む6安打、球団新記録となる10打点の固め打ち。2盗塁もマークし、記録を「51−51」に更新した。この記録的な打撃成績について問われると、「これだけ打てたことは人生で無いので、自分が一番びっくりしているかなという感じです」と振り返った。

 大谷はMLB7年目で自身初のプレーオフ進出が決定。「チームは変わりましたけど、メジャーリーグに来てからずっと夢に見ていたところではあるので、まずは今日それが決まって、チームとしても良い勝ち方が出来て、素晴らしい一日になったんじゃないかと思います」と締めた。

 今季153試合目を終え、打率.294、51本塁打、120打点、51盗塁、OPS1.005をマーク。2001年にショーン・グリーンが記録した球団シーズン最多本塁打、2005年に松井秀喜氏が記録した日本人選手のシーズン最多打点を塗り替え、日本人選手としては2001年のイチロー氏以来となる50盗塁に到達。地区優勝へのマジックを「6」としている。