南野が誘発した退場シーンに言及したテア・シュテーゲン。(C)Getty Images

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 ラ・リーガの首位を走るバルセロナが現地9月19日に開催されたチャンピオンズリーグ(CL)のリーグフェーズ第1節で、南野拓実が所属するモナコと敵地で対戦。1−2で、今シーズン初黒星を喫した。

 開始10分、GKのマルク=アンドレ・テア・シュテーゲンがエリク・ガルシアに出したパスを南野に奪われると、E・ガルシアが思わずファウル。決定機阻止で、一発レッドとなってしまう。

 数的不利となったアウェーチームは16分に先制を許すと、28分にラミネ・ヤマルのゴラッソで追い付いたものの、71分に勝ち越し点を献上した。
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 バルサの専門サイト『CURE MANIA』は「バルサの先発GKはモナコ戦の敗戦の責任を負うべき一人だった」とし、主将であるテア・シュテーゲンのコメントを紹介している。

「我々はお互いを理解していなかったし、エリクが傷を負い、選手が一人少ない状態で80分間プレーした。彼に申し訳ない。我々はお互いを理解しておらず、起こるべきではないことが起こった。僕にも彼にも起こるべきではなかったことだ。これらはサッカーでは起こることであり、この敗北は痛い」
 
 同メディアはこの発言について、「エリク・ガルシアの退場を正当化するテア・シュテーゲンの言い訳。『大罪』への言及は避ける」と糾弾。「(自身の)パスミスに対する非難はなかった」とし、こう続けている。

「テア・シュテーゲンの自己批判の欠如は 一部のバルセロナファンに不快感を与えている。バルサのGKが退場処分の主たる責任があった。なぜなら、エリク・ ガルシアがミナミノに完全にマークされている時にパスを出し、その後のプレーで、主審にレッドカードを提示させることになったからである」

 自身のミスへの謝罪がなかった点が納得できなかったようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部