悲願の重賞初制覇を目指すサヴォーナ(昨年4月撮影、ユーザー提供:DKさん)

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 今度こそタイトル獲得となるか。GIIで2着2回の実績を誇るサヴォーナ(牡4、栗東・中竹和也厩舎)が、オールカマー(3歳上・GII・芝2200m)で待望の重賞初制覇を狙う。

 サヴォーナは父キズナ、母テイケイラピッド、母の父スニッツェルの血統。いとこのレオパルディナは14年にフェニックス賞を勝ち、小倉2歳Sで2着。また、近親のユアヒストリーはダートでオープンまで出世している。

 ここまで15戦3勝。重賞には8回参戦して、昨年の神戸新聞杯と今年の日経新春杯の2着が最高着順となっている。GIでも昨年の菊花賞が5着、今年の天皇賞(春)が6着だから、中長距離戦線のバイプレーヤー的な存在。重賞を勝っていないことが不思議な実力馬といえる。

 今回は昨年の京成杯(4着)以来の中山、そして初の2200mへの対応がカギとなるが、持久力を問われやすいコースは悪くないはずだ。今後に向けて、そろそろ賞金も加算したいところ。秋の大舞台に向けて、弾みをつける重賞初制覇といきたい。