年齢を重ねると、生え際のクセ毛の扱いが上手くいかずに悩むことも。女性の髪問題に詳しいヘアライター・佐藤友美(さとゆみ)さんと、人気ヘアサロンMINXのディレクター・八木花子(八木ちゃん)さんに、水とドライヤーがあればできる生え際のクセを直すコツを詳しく聞きました。50代の読者をモデルに紹介します。前髪だけで一気に若見え!

前髪が髪型の印象を決める!

さとゆみ:今日のテーマは前髪!

【写真】前髪だけで若々しい印象に!

八木ちゃん:この連載で何度もお伝えしていることですが、「前髪が髪型の印象を決める」と言っても過言ではないですよね。

さとゆみ:そうなんです。人は人の目を見て話すので、前髪にいちばん目がいくんですよね。

八木ちゃん:ゆみさん、よく「毛先の10cmよりも前髪の1cmが大事」と言っていますが、美容師目線で見ても、その通りだと思います。

50代、前髪の生えグセと分け目が薄く見えるお悩み

さとゆみ:大人女性の前髪の悩みで多いのはどんなことですか?

八木ちゃん:よく聞くのが、生え際のクセがなおらない。分け目部分が薄く見えるという悩みです。今日のモデルさんも、まさにそのようなお悩みでした。

さとゆみ:これ、髪を切らずに解決できますか?

八木ちゃん:できます。この前髪の生え際を隠すようにブローするだけで、すごく若見えするんですよ。

さとゆみ:ぜひ教えてください。

髪を切らずに生え際を整えて若見えするコツ

八木ちゃん:まず、朝起きたところからスタートします。前髪の生え際をしっかりぬらしましょう。

八木ちゃん:次に、前髪をすべて下方向に向けて乾かします。これで、根元のクセがとれます。

さとゆみ:乾かすときのコツはありますか?

八木ちゃん:毛束を左右にゆするようにして乾かすといいですよ。

八木ちゃん:8割くらい乾いてきたら、今度は前髪を指ではさんで下に引っぱるようにしながら乾かしましょう。

八木ちゃん:この状態で髪がしっかり乾くまでドライヤーをあてます。

さとゆみ:これで根元の生えぐせがとれるわけですね。

八木ちゃん:そうです。最初から流したい方向にクセをつけるのではなく、まず一度下に向かって髪をまっすぐ伸ばすのがポイントです。

そのあと、髪を流したい方向に流して、根元部分に風をあてます。

八木ちゃん:温風→冷風の順にあてて、毛流れをキープしましょう。

八木ちゃん:最後は指で前髪流してを整えて完成です。

お金もスタイリング剤もなしで若見え!

さとゆみ:これは見違えますね!

八木ちゃん:お金もかからない、スタイリング剤も不要ですので、ぜひ試してみてくださいね。