とちぎテレビ

自民党の総裁選挙に向けて共同通信社が国会議員や党員などの票の動向を探ったところ、9人の候補のうち、小泉進次郎元環境大臣、高市早苗経済安全保障担当大臣、それに石破茂元幹事長の3人が先行している情勢が分かりました。

自民党支持層への電話調査で新しい総裁に誰がふさわしいか尋ねたところ、高市氏が27.7%でトップとなり、石破氏が23.7%、小泉氏が19.1%と続きました。

4位は林芳正官房長官で6.3%、5位は小林鷹之前経済安全保障担当大臣で5.2%、6位は上川陽子外務大臣で5.1%、7位は河野太郎デジタル大臣で3.8%、8位は衆議院栃木5区選出の茂木敏充幹事長で1.8%、9位は加藤勝信元官房長官で1.7%でした。

総裁選挙の投票資格がある人に限れば、小泉氏が27.9%、高市氏が21.4%、石破氏が19.7%の順でした。

共同通信社が15日と16日行った自民党支持層を対象とした電話調査にこれまでの取材状況を加味しました。

総裁選挙の1回目の投票では、どの候補も過半数を獲得できず、上位2人による決選投票となる公算が大きくなっています。

ただし、およそ2割の議員が投票先をまだ決めていないため、情勢はなお流動的です。

一方、立憲民主党の支持層に電話調査で誰が次の代表にふさわしいか尋ねたところ、野田佳彦元首相が58.8%でトップとなり、宇都宮市出身の枝野幸男前代表が20.9%と追いかける情勢となっています。

吉田晴美衆議院議員は7.8%、泉健太代表は7.6%と支持拡大に苦戦しています。