50代・群馬県「伊香保温泉」にひとり旅。直行バスの移動は安くてラクだった
忙しい毎日だからこそ休息の時間は大事です。50代で、ひとり旅好きなESSEonlineライターが、ふとあいた時間を利用して、群馬県の伊香保温泉へ1泊2日の旅へ。交通手段や宿泊施設の選び方など、体力を使いすぎずに気軽に旅を楽しむ過ごし方をレポートします。
50代の「温泉」ひとり旅
温泉ソムリエの資格をとるほど、温泉好きな私。ですが、ここ最近は行けておらず、
温泉行きたい熱は高まるばかり…。そんなとき、突如仕事の予定がずれて、ぽっかりと余裕ができたのです。
「これは温泉ソロ旅のチャンスでは!?」と、思い立ったが吉日とばかりに、1泊2日の旅をさっそく計画することにしました。今回はそちらをレポートします。
温泉地直行の高速バスは安くてラクちん
今回は近場の温泉街にさくっと行きたかったので、群馬の「伊香保温泉」へ。クルマがないと意外と行きにくい場所ですが、じつは新宿から伊香保温泉まで直行の高速バスがあったのです。運賃は片道ひとり3000円と安い! 決定!
出発は、新宿駅直結のバスターミナル「バスタ新宿」から。チケットはあきがあれば当日でも買えますが、日にち指定なら事前のネット予約がおすすめ。そんなに座席数が多くないので、日にちが決まったら早めに席だけおさえておくと安心です。
乗り方は電車や飛行機とほとんど同じ。出発エリアにバスが到着したら、QRチケットを提示して乗るだけです。
最近の高速バスはきれいだし、トイレつきでシートもゆったり。電車となんら変わらない感覚です。途中のSAでトイレ休憩もあるので、飲み物や食べ物の補給もOK。なにも考えずにだらっと過ごせます。
たまにはスマホから離れたいので文庫本を持参。途中で高速道路が渋滞したり、豪雨にあったりで、2時間強の予定が少し遅延しましたが、無事に伊香保温泉に到着。
バス停は温泉街の中心地にあり、そこから宿に電話して送迎をお願いしたのでほぼ歩かずにすみました。自分で運転するのと違ってまったく疲れないし、体力温存という意味でも直行バスは大正解!
ひとりなら部屋は狭くても十分
泊まった部屋は和室の6畳。宿では小さめの部屋なのですが、私はこの狭さが逆に心地よかったです。独身時代は4畳半暮らしだったので、これくらいの狭さに慣れているのかもしれません(笑)。
高級宿の広い部屋にも泊まったことがありますが、ひとりだともて余すような気がするし、当然値段も高い部屋が多いんですよね。その点、ひとりなら多少狭くても清潔感があれば十分だと感じました。
宿泊は夕食なしプランにしたものの…
予算と日程に合う宿がたまたま1泊朝食プランしか空いていなかったので、夕食は外で適当に食べようと思ったのですが、結論から言うとメリット、デメリットどちらもあるなと感じました。
まず、デメリットは、温泉に入ったあとに服を着替えて外に出るのが面倒だということ。
今回は宿付近の居酒屋さんでおいしい土地の料理が楽しめたのですが、もっと食べたいときにシェアする相手がいないのはつらいところです。お店も少ないので、温泉地ではやっぱり1泊2食がラクかもしれません。
プランについていた宿の朝ごはんはボリュームたっぷりでしたが、ペロリと完食。
ただし、夕食抜きにすると宿泊代はかなり抑えられます。旅館の豪華なごちそうは多すぎる、ひとりで食べるのは少し苦手だという人には、夕食をあえてつけないのもアリだと思います。
帰り道はポイントで乗れる在来線グリーン車で
翌朝は、宿の目の前にあるバス停からJRの駅へ。レンタカーを借りて産直に寄ったり、軽くドライブや買い物を楽しんでローカル線で帰ります。
乗車時間は1時間半ほどで大した距離ではないのですが、大人旅らしくリッチにグリーン車をチョイス。電子マネー「Suica」のポイントを前日までにグリーン券に交換すると、タダでグリーン車に乗れるのです。シートがいいと疲れないし、旅気分がグーッと盛り上がります。
平日の閑散期や湯治宿がねらい目
みんなでワイワイ楽しむ温泉旅と違い、好きなときにお風呂に行き、好きなだけのんびりしてゴロゴロ…。ひとり温泉旅は本当にわがまま、気ままで、気がすむまで温泉三昧という貴重な時間が過ごせました。
旅館にひとり宿泊は割高ではありますが、最近は「おひとりさま歓迎」の宿がとても増えていて、プランや時期、部屋を選べばリーズナブルに泊まれる宿も珍しくありません。
安さで選ぶなら、昔ながらの湯治宿もおすすめ。格安で抜群の泉質。温泉好きなら満足すること間違いなしです。遠出はできないけれど、ひとりでいいお湯につかって気晴らししたい…そんなときは、お気楽な温泉バス旅いいですよ!