とちぎテレビ

LRT・ライトラインの開業1周年を記念して40年以上前まで栃木県内を走っていた電気機関車が14日、宇都宮市で一般公開されました。

こちらが公開された電気機関車のEF57-7号機です。EF57は15両製造され、現存するのはこの7号機のみです。

7号機は戦時中の1942年に作られて、1978年に引退するまでに東海道線の特急「つばめ号」、東北線の「津軽号」「八甲田号」などをけん引しました。

茶色の車体に大きなデッキ、何と言ってもパンタグラフが大きく突き出た特徴的なスタイルが、「ゴナナ」の愛称とともに引退した後も人気を博しています。

全国でここだけという車両は現在、宇都宮市の駅東公園に保存され、EF57-7号機保存会のおよそ20人のメンバーが守り続けています。

一般公開は毎年行われていて、今回はLRTの開業1周年を記念して宇都宮市と共催で例年より1カ月早く公開しました。

今回は運転台に本物のブレーキハンドルや表示板などが取り付けられ、さらに、実際にけん引したという「あけぼの号」のヘッドマークも取り付けられました。

今回の一般公開は、例年の倍の515人が来場しました。会場ではLRT1周年のステッカーやEF57の下敷きなどがプレゼントされ、子どもたちも一般公開を楽しんでいました。