田中美久「やるからにはとことんやった」。写真集撮影の舞台裏
◆美を磨いていきたい
――次に写真集で行ってみたい場所はありますか?
田中 ハワイかフランスに行きたいです。フランスは小さい頃に「海外 おしゃれ」とかで検索するとパリのエッフェル塔が出てきて、ずっと憧れがあって。Google Mapのストリートビューでいろいろ探索しているので、グラビアのシミュレーションは出来上がってます! それから周りの人に聞くと「ハワイはいいよ」って答える人が多いので、一度は行ってみたいです。
田中 私も今回の写真集で全部詰め込んだから、次に話をもらったらプレッシャーに感じるのかなって思ったら、全然そんなことはなくて。これからも美を磨いて女性らしくなっていこうと思うので、その成長過程をさらけ出していきたいです。どうしても雑誌のグラビアだと枚数が少ないので、写真集でしか収録できないような「あどけなさが残る写真が好き」と言ってくれるファンの方も多いので。
――今回の写真集の発売が誕生日ということで23歳になりますね。実感はあります?
田中 やばいですよ〜! ただ最近は「何歳ですか?」って聞かれたら、パッと思い出せなくて、自分の年齢をネットで調べて思い出すっていう(笑)。10代の頃はセブンティーンとか、成人式とかは節目として覚えてるんですけど、21歳を超えてから数字を重ねることを意識してなかったので、それが大人になった部分なのかなとも思いました。
――世間的には学生から社会人デビューするのが22、23歳だと思うんですけど、11歳から働かれてるとその意識もないですもんね。
田中 それは大きいと思います。同年代のファンの方から「大学4年生で就活の時期なんだ」っていうことを聞いて考えることもあって。私はその道を通っていないので、ズレてる部分なのかもしれないです。30歳ぐらいになったら、また自分の年齢がパッと答えられるのかも。
あと、最近の私は妄想が激しいというか、人生がもし100歳まで生きられないとしたら、すでに5分の1は過ぎているし、これは楽しんだもん勝ちじゃんと。それまで人生は長いと思っていたけど、意外とあっという間かもしれないとは思い始めました。
――それなのに、Xにはプライベートはほぼ引きこもりって書いてませんでした?
田中 一応、外には出るんですけど超めんどくさがり屋なんです。アイドル時代は毎日現場があって、プライベートの時間がそこまでなくて。それが卒業して上京したことで、ひとりで過ごす時間も増えたら家から動くのも面倒になっちゃって。前は時間ができたら、お母さんとかおばあちゃんと一緒にパンを買いに出かけたりとかしてたから、楽しかったんですけど。
――休日はどう過ごしてるんですか?
田中 ずっと布団の上にいます……。布団から出るときはお風呂に入るときですね。ご飯はデリバリーで、コンビニに行くことも面倒くさいので配達してもらうこともあります。それも面倒になったときは、お腹が空いたら氷を2〜3個ポリポリしてると満足するので「また寝よう」ってなります。
――ちょっと心配な生活ですが、お風呂には入るんですね。
田中 お風呂に入ってないっていう罪悪感があるほうが面倒くさくなっちゃうので、仕方なくです。ご飯とかも私からはあまり誘わないかな。だから今のところ先々のプライベートで予定が入っているのは、(矢吹)奈子から「かき氷を食べよう」って誘われていて、その予定が入っているだけですね。
――氷ばっかりで食生活も不安なんですが……。23歳を機にやめて改善したいことってありますか?
田中 う〜ん、パジャマのままで現場に行くのをやめたい! LLサイズのだぼっとした服が好きなんですけど、前日にそれを着て寝て、起きたらそのまま現場に行くっていうルーティンなんです。身近なスタッフさんから「毎日同じような服を着てるね」って言われるし、テレビ局の警備員さんにもジロジロ見られて恥ずかしいなって思いはあるんですよ。