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本当に特撮にこだわってたんだな……。最恐ヒット中のより、映画がどれだけCGに頼らない特撮を重視していたかがよくわかるメイキング映像が放たれた。

ゼノモーフもフェイスハガーもチェストバスターも、全て撮影現場に実在し、動いている。劇中のキャラクターたちの恐怖演技は何もかもリアルな反応だったとよくわかる、貴重な映像だ。

製作のリドリー・スコット、フェデ・アルバレス監督の元に集まったのは、『エイリアン2』の頃から造形のデザインに携わってきたレジェンド・スタッフたち。彼らは、エイリアンを最新技術を用いたオールCGではなく、あえてアニマトロニクスというロボット技術を使い、その生々しい動きを表現。今にも動き出しそうな肌の質感や、不気味なテカリなど、細かなところまで手を加えている。

巨大なセットは、『エイリアン』1作目のその後の物語、という時代設定も反映されたデザインが施されている。本作企画が動き始めた初期段階から、実際のセットを作っての撮影にこだわっていたというフェデ監督。その結果作り上げられた宇宙ステーションのセットは、規模もすさまじいものだったという。

プロダクション・デザインを務めたネイマン・マーシャルは、本作のセットについて「必要に応じて360度どこを向いても撮影できるセットになっています。ここまで自由に撮れるようにするという発想をフェデはとても気に入っていました。つまりは、皆さんがスクリーン上で目にするものは半端じゃないってことですよ」と、その力の入れようを表現。更に、「通気口から光が漏れ入ったり、セットにある備品から特殊効果の煙が出てきたり。それに、どのボタンのスイッチも実際に使えて点滅しますし、モニターもすべて本物で、その場で操作していますよ」と、その一切妥協のない徹底した作り込みについて語っている。

『エイリアン:ロムルス』は大ヒット公開中。