とちぎテレビ

福田富一知事は10日、県議会の5つの会派から出された9月の補正予算案への要望に対する回答を行いました。

県議会の最大会派、とちぎ自民党議員会は少子化、物価高騰、災害対応を柱に県の主要な事業案に対し、合わせて20億4千万円余りの上乗せを含む33の重点事業で合わせておよそ92億700万円を要望し、満額回答を得ました。これに対し会派の山形修治政調会長は「財政状況が厳しい中すべて的確に回答してもらった。知事の英断を高く評価したい」と受け止めました。山形政調会長は、補正予算案が合わせて98億円余りになり、補正後の一般会計予算がおよそ9442億円になる見込みであることを明かしました。

20項目を要望した民主市民クラブは、今年4月に「困難な問題を抱える女性への支援に関する法律」が施行されたことになど触れ「もう少し向き合った回答がほしかった」としました。

7分野19項目を要望した公明党栃木県議会議員会は、「要望に対し一定の予算化がありおおむね高評価」と述べました。

33項目を要望した県民クラブは「回答内容を精査して意見を述べたい」としました。

20分野を要望した「夢と希望あふれる栃木を創る会」は「回答に温度差がある。30点くらい」と感想を述べました。

県は、今月20日から始まる県議会に補正予算案を提出し、採決は10月16日に行われます。