とちぎテレビ

野球の北海道独立リーグのチームに所属するウガンダ出身の選手たちが10日、栃木市でプロ野球の元監督などから指導を受けました。

栃木市にあるエイジェックスポーツ科学総合センターで特別合宿を行ったのは、野球の北海道独立リーグ「旭川ビースターズ」に所属するカスンバ・デニス選手21歳など、いずれもウガンダ出身の3人の選手です。

3人を指導したのは、エイジェックスポーツマネジメントのオフィシャルパートナーで、プロ野球、福岡ソフトバンクホークスの元監督・工藤公康さんです。工藤さんは15年ほど前から、貧困で十分な野球用具が整わないウガンダに、野球用具を寄付する活動を続けています。

また、デニス選手は、厳しい環境の中で練習する姿をSNSに投稿し、ドジャースの大谷翔平選手がフォローしたことでも話題になりました。

10日は体力測定を行ったあと、工藤さんの指導でバランスボールなどを使い、体幹や筋力を鍛えるトレーニングに汗を流しました。また、工藤さんは同じ左投手で、18歳以下のウガンダ代表でもあるカトー・エドリン投手17歳を直接指導し、ボールの握り方から変化球の投げ方まで、一球一球丁寧に教えていました。

3人は工藤さんの話を聞いたり、質問したりするなど、真剣な表情でトレーニングを行っていました。