とちぎテレビ

9月8日、県内では昼過ぎから夕方にかけて局地的に雷を伴った激しい雨が降りました。真岡市では屋外の音楽イベントで、男女6人が落雷の影響とみられる足のしびれを訴え、病院に運ばれました。

警察と消防によりますと、8日午後4時20分頃、真岡市下籠谷の井頭公園で開催されていた「ベリテンライブ」で、イベントの関係者から消防に「救護が必要な人が数人いる」と通報がありました。

当時、雷と雨の影響でイベントは中断されていて、避雷針のある落雷保護エリアへの避難に向けて待機していたスタッフの10代から20代の男女9人が足のしびれを訴えました。

このうち6人が病院に搬送され、いずれも軽傷だということです。

けがをしたスタッフ9人は授業の一環でスタッフ業務を行っていた小山市の専門学校の学生で、会場内に設置されていたテントの中にいて、その付近の木には落雷があったとみられています。

一方、観客にけがはありませんでした。主催者の発表でイベントにはおよそ1万2千人が訪れていたということです。

主催したエフエム栃木は「悪天候に対する対策に万全を期してまいりましたが、運営スタッフにけが人が発生したことについて心よりお詫び申し上げます」としています。

真岡市のほか、県内では8日昼過ぎから夕方にかけて局地的に雷を伴った激しい雨が降り、宇都宮市、壬生町、下野市に大雨警報が出されました。宇都宮では午後4時ごろの1時間で54ミリの雨が降り、住宅の浸水や道路の冠水がありました。

9日正午過ぎの宇都宮市若松原2丁目では、脚の付け根ほどまで浸かってしまうような冠水の跡が見受けられました。若松原2丁目では床下浸水が6件、車両の浸水が11件、道路の冠水が1件確認されています。そのほか市内では住宅の床下浸水が7件、住宅以外の建物への浸水が2件、道路の冠水が5件ありました。(9日午前10時現在速報値)