ハルオーブ(笠松所属時、ユーザー提供:ムラサキツユクサさん)

写真拡大

 9日、水沢競馬3Rで行われたC2六組(ダ1300m)で、ハルオーブ(牡4、岩手・伊藤和忍厩舎)が通算29戦目にして待望の初白星をつかんだ。

 高橋悠里騎手を背に3番人気でスタートを迎えると、道中は離れた内3、4番手を追走。3、4コーナー中間で仕掛けて一気に先行2頭に並びかけると、そのまま直線突き抜けて2着馬に2馬身半差を付けた。勝ちタイムは1分23秒6(良)。

 同馬は父ディーマジェスティ、母ハルダヨリ、母の父ファルブラヴという血統。伯母に12年のTCK女王盃を制すなど、ダートで活躍したハルサンサンがいる。

 22年7月に福島競馬場の芝1200m戦でデビューを迎え、以降も安定した成績を残したが、JRAでは【0-7-3-6】と、あと一歩のところで勝ち上がれず。その後は地方に活躍の場を求め、ホッカイドウ競馬、兵庫県競馬、笠松競馬と渡り歩き、前走から岩手競馬に転入していた。

 JRA所属時から相手なりに一生懸命走るものの、なかなか白星に届かぬキャラクターがファンに愛され、出走のたびSNS等で話題になっていた。通算成績は29戦1勝。