50歳前後でお世話になる人も多い「老眼鏡」。50代の夫婦ふたりで暮らすミニマリストの本多めぐさんは、50代になる少し前に、“中近両用タイプ”の老眼鏡をつくって大満足したそう。詳しく伺いました。

目の疲れがきっかけで眼鏡をつくり替えることに

50代になる少し前に、老眼鏡を新しくつくりました。きっかけは眼精疲労がひどく、仕事に支障が出たためです。

【写真】新しい老眼鏡はフレームが控えめなデザインに

日常生活は裸眼で過ごせるため、老眼鏡をかけたり外したりして過ごしていたのですが、両用タイプの眼鏡をつくってみると、快適でした! 満足したので、私の例を紹介します。

前回、40代半ばで一度シンプルな老眼鏡をつくりました。そのときも目が疲れるのがきっかけでつくり、文字を読む際にかけていました。パソコン、スマホ、読書など、どれもひとつの老眼鏡ですませていました。

今回、改めて眼鏡屋さんに行き「仕事でパソコンを見る時間が長い。プライベートでもパソコンやスマホ利用時間が長くて目が疲れる」という事情を話すと、パソコンを見るとき(中距離)と、スマホを見るとき(近距離)の「中近両用タイプ」が使いやすとのこと。

両用タイプは普通の眼鏡と比べ4〜5千円ほど値段が上がるので迷いました。眼鏡をあまり買ったことがないので、お金をかけるべきなのかわからなかったのです。

そこで決め手となったのは店員さんの体験談。接客してくれた店員さんも両用タイプをかけていて、視力が低いため日常的に眼鏡をかけており、加えて仕事中にスマホのチェックもするとのこと。スマホを見るときにいちいち眼鏡を外す手間がなく、仕事がスムーズになったと聞き、なるほど納得。店員さんの体験談を参考に、両用タイプを選びました。

「両用タイプ」の眼鏡を購入

 「両用タイプ」とは、遠くと手元を同時に見えるように設計されたレンズのこと。上部・中部・下部で分かれて、上部は用途に合わせて遠くを見たり、または私のようにパソコンなど中距離を見る用にするなど選べます。下部はスマホなど手元をくっきり見せてくれるように調節。中間部分はそれを繋げるように徐々に度数を変えているとのこと。

というわけで、私の場合はパソコン作業が多いため、中距離を見ることを目的に上半分を調節してもらいました。普段は眼鏡の上側で、PCや部屋の中などを見るのにちょうどよく、スマホなど近い場所の細かい文字を追うときは眼鏡の下側で見るようにしました。

眼鏡をかけ替えたり、外すなどしなくてもこれ1本ですむのがよいところ。デスクワーカー以外には、調理師さんなど手元作業が多い方にも使われているそう。

景色がくっきり。文字もよく見えて快適に!

実際に眼鏡をかけてみると、一日中これ一本で過ごせるので、かけたり外したりの手間もなく、スマホを見るときにくっきり見えるのに加えて、周りの景色が一気にクリアになりました。

私は裸眼である程度見えるので、とくに不便なく暮らしていたつもりだったのですが、徐々に視力が落ちていたんです。眼鏡をかけると、ぼやけた景色が遠くまでくっきりして、道を歩いていてもよく見える…! と驚きました。

またテレビの画面など少し離れた文字も見えるようになりました。そして本来の目的である眼精疲労も軽減して、早くつくればよかったと後悔するくらい快適になったのです。

私の場合は視力が落ちていたのを眼鏡で補正でき、日常生活がラクになりました。スマホやパソコンだけでなく、常に目を余計に疲れさせていたんですね。それがなくなったぶん目の負担が軽くなったようです。

体の変化は、上手に道具でカバーしよう

このように、両用タイプの眼鏡をつくることで、煩わしさが減って視界もクリアになり、日々の暮らしが快適になりました。もし日常的に目が疲れるという方や、視力が落ちてきていると感じている方は、眼鏡を変えることで解決できるかもしれません。

加齢で体は変化していくもの。老化現象も受け入れて、たりない部分は道具でカバーして、快適な40代50代を過ごしていくとよいと思います。同世代の方が暮らしやすくなるヒントになれば幸いです。