<動意株・6日>(前引け)=MRT、坪田ラボ、カラダノート

写真拡大

 MRT<6034.T>=連日のストップ高。前日はドクイティ社(シンガポール)との資本・業務提携が評価されたのに続き、この日は5日取引終了後にグループ会社で医療スタートアップのメドリングが医療MaaSを活用したスマート在宅医療の実証実験をインドネシアで開始すると発表したことが好感されているようだ。MRT及びわかさクリニックグループなどの日系医療機関と連携し、トヨタ車体の海外関連会社PT.Sugity Creativesからインターネット通信を繋いで診療を行う移動診療車である医療MaaS車両の提供を受け、現地高齢者などをターゲットとした実証実験を実施する。なお、同事業は経済産業省「令和6年度ヘルスケア産業国際展開推進事業」に採択されているという。

 坪田ラボ<4890.T>=ストップ高カイ気配。同社は慶応大学発のバイオベンチャーで主に近視領域の医薬品や医療機器を研究開発している。5日取引終了後、中国眼科用医薬品メーカー大手のShenyang Xingqi Pharmaceuticalと特定地域における特定の特許の独占実施権を付与する特許ライセンス契約を締結することを決議したと発表、これを材料視する形で投資資金が集中している。契約金総額は26億800万円(8月30日時点の1ドル=144円89銭で換算)で、これは期初計画に織り込んでおり25年3月期の業績予想に与える影響については軽微としているが、今後の展開力も考慮した業容拡大効果に期待する買いを呼びこんでいる。

 カラダノート<4014.T>=ストップ高まで買われ年初来高値を更新。同社はきょう午前9時ごろ、メドレー<4480.T>と潜在看護師・介護士の活躍促進に向けた協業を開始したと発表。この協業により、同社は自社のライフイベントデータの潜在有資格者に対し、就業機会を提案し再就職の働きかけといったマッチング支援を行うとしており、これが買い手掛かりとなっているようだ。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。 

出所:MINKABU PRESS