新天地注目のDFフンメルス、ローマ加入が目前に? メディカルチェックも予定か

写真拡大

 ドルトムントを退団してフリーとなっているドイツ代表DFマッツ・フンメルスが、ローマへの加入に迫っているようだ。3日、イタリア紙『コリエレ・デッロ・スポルト』や移籍市場に精通するイタリア人記者のファブリツィオ・ロマーノ氏などが伝えている。

 現在35歳のフンメルスは、バイエルンの下部組織で育ち、2007年5月にトップチームデビュー。2008年1月にドルトムントへ移籍すると、大黒柱として2010−11シーズンと11−12シーズンのブンデスリーガ連覇に導いた。2016年夏にバイエルンへ電撃復帰したものの、3年後にドルトムントへ帰還。2020−21シーズンのDFBポカール制覇や昨季のCL準優勝などに貢献した。

 しかし、契約満了を迎えたことで2023−24シーズン終了後にドルトムントを退団。実績十分な同選手を巡って争奪戦が勃発していることが報じられ、これまでボローニャやブライトン、レアル・ソシエダなど多くのクラブへの加入が噂されてきたが、依然として新天地は決まっていない。

 そんななか、今回の報道によると、フンメルスは1年契約に加え、2024−25シーズンの試合に50パーセント以上出場すれば自動的に発動する1年の延長オプションが付随した契約を提示したローマへの加入に迫っているという。

 また、ロマーノ氏も、4日にはメディカルチェックが予定されており、条件が改善されたオファーを提示していることから、同選手がローマ加入に近づいていることを伝えている。

 なお、ローマとしては2024−25シーズンのヨーロッパリーグ(EL)のメンバーリストにフンメルスを含めるために迅速に契約を完了させる必要があるようだが、果たして同選手はキャリアで初めてセリエAでプレーすることになるのだろうか。