50〜86歳女性が答えた「好きなジャンクフード」ランキング発表! 「若い頃を思い出す」「最高です」の声が上がった1位は?
ハルメクホールディングス(東京都新宿区)が運営する「ハルメク 生きかた上手研究所」が、50歳以上の女性を対象とした「好きなジャンクフード」に関する調査を実施。その結果をランキング形式で発表しました。
ジャンクフードとともに青春時代を過ごした世代?
調査は2024年5月24日から同月27日、全国の50〜86歳の女性を対象に、ウェブアンケートで実施。434人から有効回答を得ています。なお、回答は「好きなジャンクフード」を1人あたり3品目まで答える自由記述形式です。
調査の結果、1位となったのは「ハンバーガー」(32.3%)。主に60代と70代が1位に挙げていたといいます。好きな理由の1位は「気軽・簡単に食べられる」で、次いで2位「時々無性に食べたくなる」、3位「おいしい・好き」と続いています。
コメントでは「ハンバーグとパン。自分の大好きな2つが合わさっていて最高です(57歳)」「肉料理が好き。手軽に食べられる。味のバリエーションがある。比較的安価なものが多い(59歳)」「ファストフードの中では、素材が安心でき、おいしいから(67歳)」「銀座に(マクドナルド)1号店ができてから50年、季節ごとのメニューや復刻版、ハッピーセットなども愉(たの)しみ(67歳)」といった声が寄せられました。
次いで、2位には「ポテトチップス」(27.6%)がランクイン。50代では1位、60代、70代では2位となっています。好きな理由の1位は「食感がよい」、2位は「おいしい・好き」、3位は「塩味が好き」と続きました。
コメントでは「もうおいしすぎてとまらないから(57歳)」「歯ごたえと食べたときのガリッという音も好き。もちろん味もおいしい(63歳)」「ビールのおつまみとして、フレーバーでさまざまな味も楽しめる最高に合うおつまみ(67歳)」などの声が集まったということです。
なお、「ジャンクフードについて思うこと」(自由回答)については、「健康志向なのにこれは食べたくなる(56歳)」「味・食感とも大好きで体に悪いと分かっているけど、罪悪感がある分、逆に満足感が増える(61歳)」「ハイカロリー、高塩分の背徳的なおいしさに、時々はひたりたいから(68歳)」「ジャンクフードという言葉もなかった10代で初めて出会ったスナック菓子という名のおやつでした。カロリーを気にせず食べられた20代が懐かしいです。ビールとよく合うので(64歳)」「ピザ。月1回以上は、デリバリーしている。手頃で人が来ても、もてなしとして体裁がつく。いろいろなトッピングを楽しんでいる(66歳)」「初めてハンバーガーを食べた若い頃を思い出すから。普段は減塩のものを食べているが、たまに味付けが濃いものを食べたくなるから(72歳)」といったリアルな本音が感じられるコメントが寄せられています。
調査結果を受けて、同研究所所長の梅津順江さんは「好きなジャンクフードが『ない』『食べない』とした者は434人中59人(13.6%)で、375人(86.4%)は何らかを記入。9割近くの50歳以上女性が、好きなジャンクフードがありました」とした上で、「過度に摂取すると肥満や生活習慣病のリスクを高める原因となると言われても、『無性に欲しくなる』『やめられない』との声。マクドナルドの日本上陸も、カップヌードル・レディボーデン・キャラメルコーンの発売も1971年。当該世代は、ジャンクフードの代表格が登場したタイミングに青春時代を過ごし、ともに歩んできました。常習性があるのは、仕方がないことなのかもしれません」と分析。
さらに、「Z世代で『ギルティフード』『背徳グルメ』がはやっていますが、味覚の嗜好(しこう)はシニアも変わりません。食べ続けている年月が長い分、味の記憶が上書きされ、五臓六腑にしみ込んでいそうです」とコメントを寄せています。50歳以上の皆さん、あなたには「時々無性に食べたくなる」好きなジャンクフードがありますか?