ボクシング世界前哨戦を一挙3試合 亀田興毅氏が弟・和毅らに期待「必ず面白い試合になるので」
「3150×LUSHBOMU vol.1」
ボクシング興行「3150×LUSHBOMU vol.1」が24日、大阪・大和アリーナで行われる。23日は大阪市内のホテルで前日計量を実施。IBF世界フェザー級(57.1キロ以下)挑戦者決定戦に臨む同級3位・亀田和毅(TMK)は57.0キロ、相手の同級2位レラト・ドラミニ(南アフリカ)は56.8キロで一発クリア。戦績は亀田が41勝(23KO)4敗、ドラミニは20勝(11KO)2敗。
元世界2階級制覇王者の亀田は「今のスタイルを出したら、間違いなく熱い試合になる。明日は俺の仕事をするだけ。今回は自分が進化したところを見せるので楽しみにしておいてください」と意気込んだ。父・史郎トレーナーと再びコンビ結成。約8か月間で作り上げてきた攻撃的スタイルで、2023年10月に僅差で判定負けを喫した相手への雪辱を誓った。
一方、ドラミニは静かな口調で「明日の再戦でも自分が勝つ。何度やっても自分が勝つだけ。日本のボクシングファンに良い試合を見せるだけ」と強気に返り討ちを宣言した。
セミファイナルの48.6キロ契約10回戦に出場するWBC世界ミニマム級2位・重岡優大(ワタナベ)は48.4キロ、相手の同級12位サミュエル・サルバ(フィリピン)は48.2キロでパス。重岡は3月31日にWBC王座陥落からの再起戦。「3月に自分が負け、7月には弟(前IBF王者・銀次朗)が負けて、自分たち兄弟はどん底を味わった。ここからは上に這い上がるしかない。もう一度、重岡兄弟は強いというところを見せたいと思う」と決意を語った。
第5試合の52.5キロ契約10回戦に出場する、WBO世界スーパーフライ級1位KJ・カタラジャ(フィリピン)は52.1キロ、WBO世界バンタム級11位・健文トーレス(TMK)は52.4キロでクリア。36歳の健文はメキシコ人で元世界王者の父を持ち、幼少期に天才少年と呼ばれていた逸材。亀田三兄弟と幼馴染だが、刑務所収監歴11年半という波乱万丈のボクサー人生を送ってきた。
「初めて52.4キロまで体重を落としたけど、計画的に進めれば物事できないことはない。相手が強いのはわかっている。でも、明日は自分の人生をかけて勝ちます。自分はボクシングを好きなんだということがわかる試合をお見せできればと思います」
興行を主催する亀田興毅プロモーターは「和毅、優大選手、健文選手は3人とも勝てば、次は世界戦。この3試合は世界ランカー同士、必ず面白い試合になるのでお楽しみに。3150FIGHTとLUSHBOMUが合体して初のイベントになりますが、好カード揃いのボクシングに音楽・グルメと、見どころ盛りだくさんのイベントなので、ABEMAで視聴される方にも、ご来場される方にも存分に楽しんでいただけると思います」と記念すべき初回のイベントへの自信を示した。
(THE ANSWER編集部)