今すぐできる夏バテ対策!効果的なツボ押しテクニック
近年は夏の暑さが厳しく、長く続く傾向もあり、だるさや食欲の低下などの不調を感じている人は夏を元気に過ごすためにも、夏バテ対策が欠かせません。
この記事では、今日から始められる夏バテに効果的なツボ押しや漢方薬をご紹介します。
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1.まずは夏バテ度をチェック
以下は、夏バテによくある症状です。
●からだがだるい
●寝つきが悪い
●朝から疲れている
●集中力が続かない
●むくみやすい
●めまいがよく起こる
●食欲がわかない
●胃腸トラブルがある
●のぼせ感が続く
当てはまる数が多いほど夏バテ度が高いため、早めに対策をしたほうがいいでしょう。(※1)
2.夏バテ解消が期待できるツボ6選
ここからは、夏バテ解消におすすめのツボを6つご紹介します。(※2)
2-1.湧泉(ゆうせん)
湧泉は主に夏バテの不調全般に役立つツボです。疲労回復やむくみの解消などに働きかけます。
足の人差し指と中指の股からかかとまでを線で結び、上から3分の1の部分の足裏に位置します。
5秒かけて鼻から息を吸いながら押し、10秒かけて力をぬきながら口から息を吐き出しましょう。
2-2.足三里(あしさんり)
胃腸トラブルが気になるときは足三里がおすすめです。体内にたまった水分や熱を排出して、胃腸を健やかにする効果が期待できます。
足三里は、ひざの突き出ている骨の外側の凹みから、指4本分下に位置するツボです。
いすや床に座って、親指で脚の中心部に向かってやや強めに押します。ゆっくり深呼吸をしながら、2〜3分かけてほぐしていきましょう。
2-3.脾兪(ひゆ)
脾兪も胃腸に働きかけるツボです。栄養をからだ全体に送り、内臓の機能を高めます。
脾兪は背中にあるツボで、ウエストラインよりやや上、背骨から指2本分外側の左右にあります。
親指が脾兪にあたるように腰に手を当て、ゆっくりツボを押しましょう。寝転がり、小さいボールで刺激するのもおすすめです。
2-4.太渓(たいけい)
太渓は冷え解消の効果が期待できるツボです。エネルギーを補い巡らせることでからだを温めます。
太渓は足にあり、内くるぶしとアキレス腱の間のくぼみに位置します。
自分が使いやすい指で5秒かけて鼻から息を吸いながら押し、10秒かけて力をぬきながら口から息を吐き出しましょう。
2-5.気海(きかい)
だるさや倦怠感には、エネルギーを補う気海のツボがおすすめです。
気海はおへそから指の太さ2本分下に位置します。
両手の指先を重ねて鼻から息を吸いながらじんわり押し、口から息を吐きだしながら力をぬきましょう。
2-6.大椎(だいつい)
大椎は免疫力の低下におすすめのツボです。体内のエネルギーの巡りを整えて体温を上げ、免疫力アップに働きかけます。
大椎は首の後ろにあり、顔を下に向けると、ひとつポコっと出る骨の真下にあります。
触れる程度の力で手を当て、軽く押さえながらゆっくり呼吸しましょう。
3.夏バテを感じたら漢方薬もおすすめ
ツボ押しのように手軽にできる夏バテ対策として、漢方薬もおすすめです。
夏バテには、
●自律神経のバランスを整える
●睡眠の質を上げ、心身の疲労を軽減する
●胃腸の機能を回復させる
などの働きをもつ漢方薬を選び、根本改善を目指しましょう。
また、漢方薬は今ある不調を緩和するだけでなく、夏バテを繰り返さない体質を目指せるのもメリットです。
<夏バテ対策におすすめの漢方薬>
・清暑益気湯(せいしょえっきとう):暑さで弱った胃腸を元気にし、からだの熱を冷まします。
・補中益気湯(ほっちゅうえっきとう):消化吸収などの胃腸機能の働きを高めることで、夏バテによる疲労倦怠を解消します。
漢方薬を服用する場合は、まずは専門家に相談しましょう。
「あんしん漢方」のようなオンラインサービスなら、忙しくて病院や薬局に相談にいく時間がない人も、気軽に漢方を始められます。
●あんしん漢方
4.今日から夏バテ対策を始めよう
ツボ押しや漢方薬はすぐに始められるため、夏バテで元気がないときも取り入れやすい方法です。
まだまだ暑い日が続きますが、夏バテ対策をして元気に過ごしましょう!
参考サイト
(※1)夏バテを「胃腸の弱り」と捉えるのが漢方流。症状と対策|Kampoful Life by クラシエの漢方
(※2)『夏バテ』に効果的なツボ9選 | 市川 妙典・行徳エリア しおやき鍼灸整骨院
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
[文:あんしん漢方]
あんしん漢方(オンラインAI漢方)薬剤師 碇 純子(いかり すみこ)
薬剤師・元漢方薬生薬認定薬剤師 / 修士(薬学) / 博士(理学)
神戸薬科大学大学院薬学研究科、大阪大学大学院生命機能研究科を修了し、漢方薬の作用機序を科学的に解明するため、大阪大学で博士研究員として従事。現在は細胞生物学と漢方薬の知識と経験を活かして、漢方薬製剤の研究開発を行う。
世界中の人々に漢方薬で健康になってもらいたいという想いからオンラインAI漢方「あんしん漢方」で情報発信を行っている。