Pixel 9 Pro Foldは迫力の8インチ画面。しかしカメラはもう一声
Google(グーグル)の製品発表会Made by Google。今年のフラッグシップスマホとしてPixel 9シリーズが発表されました。去年初代がリリースされた折りたたみPixel Foldは、今年からPixel 9シリーズの仲間入り、Pixel 9 Pro Foldとして登場です。
9月4日の発売前に、米Gizmodoも実機を触ってきました。
手堅く必要箇所をアプデ
Pixel 9 Pro Foldは、名前に限らない華麗な変身を遂げたと思います。折りたたみスマホの先輩であるSamsung(サムスン)とOnePlus(ワンプラス)に追いつけ追い越せで進化中。ただ、ソフトもハードも、折りたたみスマホとして頭1つ抜けるような個性はまだないかな。
デザイン
見た瞬間わかるのが、去年の初代モデルから細身になったこと。それに反比例してスクリーンは大きくなっています。カバーディスプレイは去年の5.8インチから6.8インチ(Actuaディスプレイ)に。開いて使うメインディスプレイは7.6インチから8インチに。
持った瞬間わかるのが、去年よりもずっと軽いこと。開いた瞬間わかるのが、ヒンジの動きがスムーズなこと。ヒンジのデザインが新しくなったことで、初代Foldよりもベゼルもずっと薄くなりました。開けるときのヒンジのスプリング具合もよし。
ぶっちゃけ発売を1年遅らせて、これを初代としてリリースしてもよかったんじゃないかってレベルです。画面のシワはまだありますが、気にならない程度。気になるのは防水性能IPX8なこと。防水性もそこまで高くない上に、折りたたみで防塵をスルーするとは…。
ソフトはまだまだ発展途上、開発の余地が大いにあります。例えば、Samsungで採用されている大きめ画面ならではのフローティングウィンドウ機能がありません。Pixel 9 Pro Foldでできるのは画面分割止まり。フローティングの小さい画面には好き嫌い意見が分かれますが、選択肢としてあるならあった方がいい。
改善点でいいなと思ったのは、タスクバーをカバーディスプレイの下部にピン固定しておけること。Android端末でWindows的な使い方をしたい人は重宝しそう。
カメラ
同じPixel 9シリーズでも、折りたたみになるとカメラの扱いが急に異なります。
まず、リアカメラ周りのデザインが今年採用されたピル型ではなく四角。搭載されたカメラは、48MP広角、10.5MP超広角、10.8MP望遠のトリプルカメラです。無印のPixel 9がカメラ大幅アプデで、50MP広角と48MP超広角なことを思うと、Pixel 9 Pro Foldのカメラスペックはかなり低く感じます。ですが、Googleいわく、これは端末のサイズと重量を考慮した結果だそう。
カメラの物理的スペックの代わりと言っちゃなんですが、カバーディスプレイにキャッチーなアニメーションを表示させ、子どもの意識を惹き、かわいく撮影するというギミック的機能「Made You Look」が搭載されています。
Source: Google