Photo: Artem Golub / Gizmodo

Googleの新製品製品発表会Made by GoogleでPixel 9シリーズが登場したのを見ていて、個人的に最初に思ったのは「あ、やっぱりピンクはそこまでビビッドじゃないんだな」でした。

ここ数年のPixelシリーズとはちょっと違う2024年。Made by Google会場の米Gizmodoが実機を触ってきました。

ハードのデザイン

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まずは見た目のデザイン。角の丸みが増したのと、リアカメラ周りがピル型になったのが一瞬でわかる大きな変更点。

サイドはフラットでアルミフレームになりました。握った感じは、過去のモデルよりも手にしっくり馴染む印象。(ただし、これはメーカーを超えてどこも似たようなデザインになってきているから、かも)

端末全体のサイズ感でいうと、微妙。これ、前モデルと重ねて比較しない限りわかりません。

ただし中身は変わって、ストレージの選択肢がPixel 9で2つ(128GB/ 256GB)、Pixel 9 Proで3つ(128GB/ 256GB/ 512GB)なのが嬉しい。メモリも、Pixel 9が12GB、Pixel 9 ProとPixel 9 Pro XLモデルは16GB(Pixel 8 Proは12GB)。メモリアップは、たぶんGeminiのためですよね。

ソフトはGeminiが主役

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今年のGoogleのあらゆる最新端末の主役はすべてAIだと思っています。

Pixelスマホも例外ではなく、Google AIであるGeminiが拡大します。搭載されているTensor G4チップで、かつてないほどスムーズにAI機能をサポートできるはず(現時点ではほとんどのAIタスクはクラウド型ですが)。

電源ボタンの長押しでGeminiが起動。Gメールから詳細を抜いてGoogleマップに反映するなど、使い勝手のよさそうな気になるAI機能が満載です。が、これ、デモの時間ではテストできませんでした。

今のところ1番気になるのは、スクリーンショットで記録するPixel Screenshots。これ、よくも悪くも注目を集めたMicrosoftのRecall機能のGoogle版です。AIによる画像・文字認識で、簡単なプロンプトで欲しい情報を呼び出せるのが狙い。

ただし、自動でスクショ記録していくのではなく、ユーザーが撮ろうとしたときのみですが。Google担当者いわく、この機能はオンデバイス型なので、ユーザーの情報が端末外に漏れることはありません。

カメラ

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カメラ周りの機能もAIががんばります。が、前からあった機能のアップデートという印象強し。

Photoshopのクロップツールのように、自動で画像をフレーミングしてくれる機能(足りないところはAI生成画像で補う)がありますが、デモで使ってみたところなかなかでした。写真の基本ルール三分割法を利用しているだけなのですが、確かに写真がいい感じに。

あとは、動画のナイトモード、パノラマモードのアップデートもよし。

Pixel 9はリアデュアルカメラで、広角/50MPと超広角/48MP。超広角は去年のPixel 8が12MPだったので大きく進化。

Pixel 9 ProとPixel 9 Pro XLはリアトリプルで、広角/50MPと超広角/48MPと望遠/48MP。ちょっと謎なのが、Proの2モデルはセルフィーカメラが42MPなこと。さすがにちょっと良すぎません?

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