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2学期から新校舎に移転するのに伴い、解体が決まっている高松市の小学校で、校舎のお別れ内覧会が開かれています。

【写真を見る】昭和41年に建てられた小学校校舎で「お別れ内覧会」卒業生らが58年分の思い出に浸る【香川・高松市】

卒業生らがかつての学び舎で思い出に浸りました。

この校舎ににぎやかな声が響くのもあと2日です。

香南小学校は、2学期から新校舎へ移ります。

内覧会には、昭和から令和まで幅広い世代の卒業生らが訪れました。

(卒業生)
「小学校3年生の時に転校して来たんですが、恐かった、緊張したというのが記憶にあります」
「30年以上も前の卒業生です。長い月日が経ったんだなと」

昭和41年に建てられた校舎。58年分の思い出が詰まっています。

カラフルに彩られた校舎で卒業生が「あの日」を懐かしむ…

(小寺記者)
「校舎の白い壁がカラフルに彩られています。これは在校生が感謝の思いを表現したものなんです」

先月、1学期の終業式を前に内覧会を盛り上げようと「校舎の思い出プロジェクト」として、児童が校舎を絵で埋め尽くしました。

突然中庭に歌声が響きました。

廃棄品のピアノで元音楽教員が演奏しました。

(元・音楽教師の女性)
「ここで勤務もしていましたし、小学校5年生の時新校舎ができた生徒でした」

このほか、理科室では、校舎の変遷を振り返る写真展なども開かれています。

(実行委員会 西村達也会長)
「自分もここの卒業生なので、校舎が無くなってしまうのはさみしいですが、きょうを一区切りにして、また新しい香南小学校の歴史を作ってほしい」

香南小学校の「現校舎お別れ内覧会」は、あす(15日)も開かれます。

きょう(14日)は午後8時半までで、怪談や肝試しが行われています。